本年(2022年)からスタートした NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。
■ これまでの使用クラシック曲
第 1話「大いなる小競り合い」→ 「新世界より」 第4楽章(交響曲第九番 ドヴォルザーク)
第12話「亀の前事件」→ 四季より「冬」第1楽章(ヴィヴァルディ)
第13話「幼なじみの絆」→ 四季より「冬」第1楽章(ヴィヴァルディ)
第18話「壇ノ浦で舞った男」→ 四季より「冬」第1楽章(ヴィヴァルディ)
第19話「果たせぬ凱旋」→ 四季より「冬」第1楽章(ヴィヴァルディ)
第31話「諦めの悪い男 」→ 無伴奏チェロ曲(バッハ 無伴奏チェロ組曲風?)
※曲名が判明したら記載します
第32話「災いの種」→ 四季より「冬」第1楽章(ヴィヴァルディ)・ 無伴奏チェロ曲(バッハ 無伴奏チェロ組曲風?)
第38話「時を継ぐ者」→ 四季より「冬」第1楽章(ヴィヴァルディ)・レクイエム(死者のためのミサ曲」より "怒りの日" (モーツァルト)
第40話「罠と罠」→ レクイエム「死者のためのミサ曲」より "怒りの日"(モーツァルト)
第41話「義盛、お前に罪はない」→ レクイエム「死者のためのミサ曲」より "怒りの日"(モーツァルト)
第42話「夢のゆくえ」→ 「新世界より」 第4楽章、第2楽章(交響曲第九番 ドヴォルザーク)
日本の時代劇に、西洋クラシック音楽が使われることは異例のことです。
しかし違和感はありません。むしろドラマに合っています。
音楽は、アメリカの名門 バークリー音楽大学映画音楽作曲科卒業の エバン・コール(Evan Call、1988年6月29日 - )さん、現在33歳の若さです。※バークリー音楽大学と言えば世界のミュージシャンを輩出した大学として有名です。日本の渡辺貞夫さんや小曽根真さんなどもバークリー出身です。最近はボストン音楽院を買収し、クラシック音楽の学科を複数開設しています。
エバン・コールさんは日本アニメのファンで、現在は主に日本で作曲・編曲家として活躍中です。
今回、クラシック音楽(ドヴォルザークの「新世界」・ヴィヴァルディ「四季」)を使用したことは、NHK大河ドラマ史上(61作品)初めてのことです。
これからもクラシック音楽が使われるとすれば、とても斬新な発想で歓迎すべきことです。
大いに期待したいと思いました。