書を再開しました
コロナもあり、しばらく休んでおりましたが、3年ぶりに書を習うことを再開しました。
と言っても、一昨年夏より「己書(おのれ書)」を習っておりますので、下手なりに毛筆には親しんでおります。
おのれ書 2021年10月記事
書を再開することになったきっかけは、先月ある書展で見た ‶流麗な字体” に魅せられたからです。すぐに弟子入りをお願いして5月から習うことになりました。
早速お手本をいただき久しぶりに書きました。もちろん先生のお手本には遠く及びません。
正岡子規の句
薄月夜花くちなしの匂いけり
月明かりがうっすら差す夜 、ふと クチナシ の花の香りを感じた。
と言う句です。情感が漂います。
クチナシは5月下旬から7月半ばに花を咲かせます。
クチナシの香りは、ジャスミンやライラックにも似ているそうです。 春の沈丁花、夏のクチナシ、秋の金木犀と合わせて三大香木と呼ばれています。
そして、クチナシの香りは、夜に強まると言われます。
正岡子規の一句は、月とクチナシの匂いを詠み、夜の風情を感じさせてくれます。