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書の作品

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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

左上の ▶ 再生ボタンを押して下さい。バッハ、イタリア協奏曲が流れます。もう一度押せば止まります。

壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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カテゴリー「旅行・地域」の11件の記事

2022年7月11日 (月)

名画との出会い「鏑木清方展」

京都国立近代美術館で開催中(2022・5・27~7・10)の 没後50年「 鏑木清方展」に出掛けました。

清方の代表作として知られながら1975年以来行方不明であった名作「築地明石町」が、44年ぶりに発見され、さらに所在不明だった「新富町」「浜町河岸」の2作品も発見されました。まだ最近 (2019年)のことです。

併せて3部作となる「築地明石町」「新富町」「浜町河岸」は、東京国立近代美術館が 3点 5億4000万円で購入しました。

今回は、その3作品を含む 鏑木清方の名品ばかり100点余りが一堂に揃いました。

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3部作「築地明石町」「新富町」「浜町河岸」



実は私が最も見たかった作品は、「秋宵(しゅうしょう)」です。

8年前にこの絵を知ってから、是非本物を見たいと願っておりましたが、やっと会えたことで感激ひとしおです。
(下図 秋宵 ↓ )

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当時の私のブログ どうしても見たい1枚の絵 「秋宵」


帰りに、 旧三井家の下鴨別邸を見学させてもらいました。
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美しい庭園を眺めながら、ゆっくりお茶もいただきました。

2016年4月 9日 (土)

1001体の千手観音に会いに

お世話になった方の勧めで、修学旅行以来50年ぶりに京都 「三十三間堂」 を訪れました。

満開の桜と、千一体の千手観音が出迎えてくれました。

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本堂の内陣にある円柱が34本、その円柱の間が33あるので三十三間堂と呼ばれているようです。そして、観世音菩薩が三十三の姿に化身して衆生を救うことも名前の由来になっています。

千手観音には42本の手がありますが、胸の前で合掌する2本の手を除いた40本の手に、それぞれ25の世界を救済する力があるとされ、40×25=1000 で、千手観音と言われています。

この歳になると、そんな知識(意味)もすんなり頭に入りますが、小学校の修学旅行生にどれだけ仏の世界が理解出来るのでしょうか。そんなことを考えながら拝観させていただきました。

朱印を戴いて堂の外に出ると、池泉(ちせん)庭園では桜が見ごろを迎えていました。

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その後、世界遺産 「清水寺」 に向かいましたが、途中の二年坂は身動きも取れないほどの混雑でした。

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この季節の京都は観光客であふれています。特に中国、韓国などのアジア系団体客が目立ちます。 レンタルの着物を着た外国人も多く見かけました。 

何とか「清水寺」に着きました。何人もの外国人観光客にカメラのシャッターを押すよう頼まれ疲れました(笑)が、桜に癒されて春を満喫することが出来ました。

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帰路の途中に、京都の新名所 「将軍塚清龍殿」 に立ち寄りました。 広大な舞台からの眺めは絶景でした。御所や平安神宮などが一望できます。

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枯山水の庭園も美しく比較的静かで、隠れた京都の名所と言えるかも知れません。

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定番の大津SAから眺める琵琶湖はすっきりと晴れ渡り、この日帰り旅行が 「千手観音」 に祝福されているのでは・・・と都合良く考えながら帰路に着きました。

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■ 千手観音(千手千眼観世音菩薩)の真言

オン ・ バザラ ・ ダルマ(タラマ) ・ キリク ・ ソワカ  (Om vajra-dharma hrih)



2015年12月14日 (月)

晩秋の室生寺を訪ねる

12月初旬、晩秋の奈良 「室生寺」 を訪ねました。

久しぶりのバス日帰り旅行ですが、この4月から参加している 「ラジオ体操の会」 の親睦旅行です。

25年も続いている市民活動ですから、バスが出発する際には、市長さんまで手を振って見送ってくれました。

定員いっぱいの参加者を乗せて、バスは赤目四十八滝から、室生寺に向かいました。高齢者が多いのですが、車内は活気があふれています。 ただ、行く先にお寺を選ぶあたりは、お年寄りの団体らしいところかも知れません。

高野山が厳しく女人を禁制したのに対し、この室生寺は真言道場として女性の参詣を許したことから 「女人高野」 として有名です。

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国宝 十一面観音像(平安初期)を始め、幾多の優れた仏教美術を今に伝えていますが、運慶作と言われる 「十二神将像」(重文 鎌倉時代) が、奈良国立博物館から里帰りしていて、十二体全てを鑑賞することが出来たことは幸運でした。

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石段を上ると、国宝 五重塔(平安初期)が見えてきます。

戸外の五重塔としては最小のものですが、あたりの自然と調和して優美な佇まいを見せていました。

山林修行の道場として、室生川の清流の奥深く、室生山の麓に開かれた真言宗  「室生寺」。

山紫水明の地を訪れ、多くの文化遺産に触れる今回の旅行は、今年一年の締めくくりに相応しい感動の旅になりました。


女人高野 室生寺 公式サイト




2015年9月11日 (金)

国宝 「迎賓館」 を見学する

この日、東京は曇天~小雨でしたが、初秋のように気温が低く、とても過ごしやすい一日になりました。

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思いがけず、抽選に当たり、内閣府所管の 国宝 「迎賓館 赤坂離宮」 を参観することが出来ました。

正面入り口2階ホールの左右には、小磯良平画伯の 「音楽」、「絵画」 と題した絵が飾られています。実は、この 「音楽」 (向かって右)を鑑賞出来たことが大きな収穫でした。

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もちろん、国賓の晩さん会が催されたり、会談が行われる4つの 「大広間」 が圧巻でした。

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(写真は内閣府 迎賓館赤坂離宮写真集 より)

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宮内庁 国賓ご接遇のお写真(迎賓館)より

ある意味シーズンオフを利用して、今回のように一般国民が参観できるシステムは大変意義のあることです。

そもそも、文化財保護法 第二十七条2項には、「文部科学大臣は、重要文化財のうち世界文化の見地から価値の高いもので、たぐいない国民の宝たるものを 『 国宝 』 に指定することができる。」 とあります。

国宝とは、「類(たぐい)ない国民の宝」 だと法律で定められている訳ですが、このような文化財は日本の誇りでもあり、まさに国民の財産(宝)です。

外国の宮殿を見学することも結構ですが、是非とも機会を捉えて多くの方が 「迎賓館」 を見学されることをお勧めいたします。

ちなみに、参観は1975年より続いていて、今年が38回目。ほぼ夏に実施されます。昨年の抽選の倍率は、3,5倍でした。

尚、10年前からは、京都迎賓館も参観出来るようになりました。次回は京都に申し込もうと思っています。


■ 赤坂迎賓館は、H28年4月~(外交スケジュールに支障のない範囲で)、通年公開になりました。

また前庭については、事前申し込み不要で自由に入場可となりました。詳しくは内閣府HPでご確認下さい。

2015年2月12日 (木)

冬の金沢で、新幹線きらめきをチラ見

今冬2度目の金沢行き。 今回は雪も少なく暖かい古都 金沢を楽しむことが出来ました。

3月14日 開業する北陸新幹線 東京~金沢間、その新幹線 「きらめき」 が試運転でしょうか、金沢市内を走行していました。 とっさのことでカメラが間に合いませんでしたので、i 北陸 サイト より写真を掲載させていただきました。

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新幹線の発車ベル(チャイム)、個人的には 「富山駅」 が好みです。

https://www.youtube.com/watch?v=EhN7bmii-QM


そして、金沢市民の台所 近江町市場では、加能ガニや香箱ガニが店頭に並んでいました。 カニは買いませんでしたが、生のウニと岩ガキを食べて来ました。

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曇り空、雪もなく比較的暖かい金沢市内、来月には東京方面からドッと観光客が来るでしょう。 落ち着いた市内の様子が一変するのでしょうか。ちょっと気にかかります。

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2014年11月 5日 (水)

山装う~高雄山 神護寺 in 京都

11月に入り、山が色づき始めました。 山装(よそお)うとは、秋になり、山も綺麗に装うことをいいます。人が口紅を付けたり、スカーフを身にまとうことに似ています。

この日は、秋の日差しに紅葉が映えて、ひときわ美しい装いでした。

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ちなみに、秋=山装う 冬=山眠る 春=山笑う 夏=山滴(したた)る、は季語です。中国の山水画家 郭煕(かくき)の著書が元になっているようです。


さて、京都屈指の紅葉の名所、高雄山神護寺(じんごじ)に出かけました。市内で最も早く紅葉が楽しめるスポットです。

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400段の石段を登ると、国宝 薬師如来立像がある金堂があります。灯明を供えてお参りさせていただきました。

境内奥の展望台から、厄除けの「かわらけ投げ」に挑戦しました。素焼きのお皿を渓谷に向けて投げ込むことで厄除けになるそうです。 かわらけは思ったほど飛びませんでしたが、気分は爽快でした。

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今日も秋晴れの下、澄んだ空気を吸って一足早い紅葉を楽しむことが出来ました。

2014年10月30日 (木)

遷宮後初のお伊勢参り

昨年、20年に一度の遷宮を終えた伊勢神宮(内宮)に参拝してきました。

実は、江戸時代からの 「 お伊勢参りの作法 」 によると、遷宮の翌年を 「 おかげ年 」 と言い、最もご利益のある年とされています。 翌年に参拝する 「 おかげ参り 」 が作法のようです。

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確かに記録によると、江戸時代の 「 お伊勢参り 」 のブームは、いずれも遷宮の翌年に起きています。

そう言えば、両陛下も遷宮の翌年、即ち今年3月に参拝されましたね

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伊勢神宮は秋晴れの下、平日にもかかわらず大勢の参拝客であふれていました。

宇治橋を渡り五十鈴川を越えると、参道には太古のままの自然が残され、マツ、ヒノキ、カシ、クスなどの巨木が隆々とそびえています。

やはり空気が違います。ここはもう神域です。

Naiku_01_2伊勢神宮HPより(クリックで拡大)

今年も残すところ2か月です。Xmasケーキやおせち料理の予約も始まりました。

少し早いですが、この一年の無事を御礼申し上げました。


帰りに、おかげ横丁にある「赤福さん」の本店でぜんざいを戴きました。

Honten Honten_01 赤福HPより

巣燕(すつばめ)も覚めゐて四時に竈(かまど)焚く      山口誓子


赤福では、店頭の朱塗りのかまどで、毎朝4時、薪をくべ火を焚くそうです。伊勢にゆかりの俳人 山口誓子は、そのことを句に詠みました。 おもてなしの心が身に沁みます。


2014年8月 3日 (日)

町内親睦会で鵜飼観覧

何十年ぶりの自治会の親睦会で、長良川の鵜飼いを観覧しました。


川面の夜風に当たりながら、しばし時代をさかのぼり、幻想の世界を堪能しました。

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 おもしろうて やがて悲しき 鵜舟かな     松尾芭蕉


1200年以上の歴史絵巻ですが、「古事記」「日本書紀」「万葉集」にも記述があります。

平安時代には、源頼朝が家臣らと見物したとされ、「源氏物語(紫式部)」にも記述があります。

鎌倉時代には、世阿弥が謡曲「鵜飼」を作っています。

また、斉藤道三が朝廷に鮎を献上しています。織田信長は、武田信玄の使者に鵜飼を見せています。

徳川家康も長良川で鵜飼を見物しました。

昭和に入り、喜劇俳優チャールズ・チャップリンは2度も来岐し、鵜飼いを楽しみました。

                               (この機会に歴史を勉強してみました。)

2013年12月 5日 (木)

行く秋を惜しむ 

短かった秋。

銀杏の名所を訪れました。

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銀杏の落ち葉が、あたりを黄色く染めていました。

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東山魁夷 行く秋(1990年) ドイツ北部 

こちらは、楓の黄葉が一面に敷き詰められた様子



秋の見納め・・・



秋深き隣は何をする人ぞ                       芭蕉

2013年12月 3日 (火)

錦秋の京を訪ねて

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嵯峨野 天竜寺~二尊院境内


小倉山 峰のもみじ葉 こころあらば

     今ひとたびの みゆき待たなむ              百人一首

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渡月橋から望む嵐山付近



「そうだ京都いこう。」 11月下旬、昼と夜の京都を訪ねました。

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