知られざる名曲 第327回 Philotimo(フィロティモ)/ Alain Lefèvre(アラン・ルフェーブル)
アラン・ルフェーブル(Alain Lefèvre、1962 - ) は、フランス系カナダ人の ピアニストおよび作曲家です。
初めてピアノの前に座ったのは4歳の時でした。今でも毎日、バッハ、ブラームス、ショパン、ラフマニノフ、シューベルト、そしてその他多くの作曲家たちと出会います。彼らはいつも私を待っていて、毎日私の指の動きに耳を傾け、求めています。世界の舞台で演奏するたびに、私は自らを超え、彼らの楽譜を超越しなければなりません。常に、これらの偉大な作曲家の最も純粋なエッセンスを伝えようと努めています。それは大変な挑戦です。しかし、クラシック音楽の真髄である厳格な規律の中に、私自身の鼓動、解放感を見出さなければ、私の人生観と音楽観は完成しないでしょう。
ですから、作曲は自然なステップ、新たな息吹として現れ、不安、喜び、悲しみ、失望、夢、期待、そして幸福を音楽的に表現するようになりました。」 15歳の時、初めて音楽のテーマが心の奥底から思考の最前線へと昇り詰めました。それ以来、私が作曲した約60曲は、ピアノの椅子の上だけでなく、心の奥底にも眠っています。ツアーで訪れたあらゆる旅の印象や記憶は、常に大きなインスピレーションの源でした。それは、新たな出会い、笑い、ため息、微笑み、悲しみ、勝利といった形で表現されるかもしれません。香り、色彩、音符、風景といった、あらゆる小さなディテールが私の感覚に語りかけます。作曲を通して、私は沈黙を破り、人生の言葉やイメージに新たな声を与えたいと感じていました。
アラン・ルフェーヴル 公式サイトより
画像 ステンドグラス(仏ポアティエ) ACワークス
アラン・ルフェーヴルが、力強いピアノソロで「Philotimo」を披露します。ギリシャの精神である名誉、優しさ、そして深い目的意識にインスピレーションを得た作品です。最新アルバムに収録されたこの曲は、力強さ、静けさ、そして優しさに満ちた「癒しの香油」として、人々に寄り添います。ルフェーヴルは、自身の音楽が、不寛容と紛争に苦しむパンデミック後の世界の傷を癒す一助となることを願っています。(YouTube説明文より)
■ Philotimo(フィロティモ)/ Alain Lefèvre(アラン・ルフェーブル)
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