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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2025年3月 4日 (火)

知られざる名曲 第297回 ピアノ三重奏曲第4番 - II. アダージョ / ベートーヴェン

ロマン・ロラン(フランスのノーベル賞作家)が云うように、ベートーヴェンは「不幸な星のもと」に生まれた。

宮廷歌手だった父は収入も少なく、祖父が死んで援助が無くなると、まだ14歳のベートーヴェンは、アルコール中毒の父と、病弱の母、そして二人の弟たちの面倒をみなければならなかった。 

敬愛するモーツァルトに会い、一筋の光明を見るも、母の病状悪化で帰郷し、結局愛する母は亡くなった。生活が困窮する中、熱愛する恋人とも破局を迎える。さらに、この頃から作曲家にとって致命傷ともいえる耳の病気が容赦なく彼を襲うことになる。

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画像 雪のボン ACワークス


苦悩と共に生きたベートーヴェンは、56年の生涯に400曲の作品を遺した。

しかし、交響曲や協奏曲は演奏機会も多く良く知られているが、室内楽は余り知られていない。むしろ敬遠される傾向にあるのが不思議なほどであるが、これは、いわゆる「食べず嫌い」が原因かも知れない。

聴いてみると意外と親しみ易く美しい旋律と出会う。今回の「知られざる名曲」もまさにその1曲である。


あるアンケート調査によると、日本人の一番好きなクラシック作曲家は、1位がショパン、2位がベートーヴェンだそうである。であるなら、もっとベートーヴェンを聴いてみよう! 同じ曲を何遍も聴くのも大事だが、知らない曲を片っ端から聴いてみるのも一考である。


■ ピアノ三重奏曲第4番 - II. アダージョ / ベートーヴェン
 Piano Trio No. 4 in B flat major, Op. 11 - II. Adagio/Beethoven

Max Tan(マックス・タン), violin
Timotheos Petrin(ティモテオス・ペトリン) , cello
Jayoung Kim(キム・ジャヨン) , piano


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