知られざる名曲 第285回 美しい夕暮れ / ドビュッシー
フランスの大作曲家 ドビュッシー(Claude Achille Debussy 1862-1918)の「知られざる名曲シリーズ」初登場となります。
今回の曲は、「美しい夕暮れ(Beau soir 詩:ポール・ブールジェ)」。
この作品はドビュッシーが18歳の時に書いたアートソング(芸術歌曲)です。
画像 ACワークス
3分ほどの小品ですが、きっとロマンティックな雰囲気に満たされると思います。今回はチェロでお聴き下さい。
沈む夕日の中、川が真っ赤に染まり
暖かくさざめく波が小麦畑の上を渡るとき
あらゆるものが「幸せになれよ」と言っているようだ
揺れ動く心にはそう聴こえてくる(歌詞一部)
■ 美しい夕暮れ / ドビュッシー
演奏は、オーストラリアのチェロ奏者リチャード・ナローウェイ氏です。グラモフォン誌で「魅惑的な感性」と「爽快な権威」と称えられ、同世代で最も注目されるアーティストの一人として国際的な評価を得ています。
2017年、リチャードはバッハの6つの無伴奏チェロ組曲でレコーディングデビューを果たし、リリース以来、アルバムは100万回以上ストリーミングされ、世界中で注目を集め続けています。
カナダ人ピアニスト、ケビン・アファット氏は、温かく洗練された演奏力で、この演奏をサポートしています。
■ ご参考 ヴァイオリン:髙木 凜々子 ピアノ:五十嵐 薫子
https://www.youtube.com/watch?v=nIKYTxA5bXQ
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