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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2025年1月12日 (日)

知られざる名曲 第284回 ピアノ三重奏第2番ホ短調第1楽章 / サン=サーンス

サン=サーンス(Charles Camille Saint-Saëns、1835-1921)は、動物の謝肉祭とか、交響曲第3番「オルガン付き」が有名ですが、室内楽の世界でも多大の功績を遺しました。今回取り上げる作品は、19 世紀のフランスでは最高ランクのピアノトリオと評された名曲ですが、日本のコンサートで演奏されることは滅多にありません。

第1楽章、美しくも何かを予感させるような冒頭のメロディは何度も繰り返され、フランス音楽らしいエレガントな雰囲気を持ちながらも適度な緊張感を生んでいます。雄弁で感情の起伏が複雑に絡み合うのですが、冒頭の主題が出てくると、どこか叙情的で優雅な気分になれます。スケールの大きなピアノトリオですが、細部にまで生き生きとした輝きを感じます。

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画像 ACワークス


今回演奏しているトリオ Latitude(ラティチュード)41 は、2015 年にこの曲をリリースしました。

このレコーディングについて、評論家のジョン ソベルは次のように語っています。

「このトリオの演奏は、ピアニストのベルナデネ ブラハ、ヴァイオリニストのリヴィア ゾーン、チェロ奏者のルイジ ピオヴァーノの3人であるが、それぞれ技巧に見合う自発性を発揮している。彼らは、熱く、感情にあふれ、技術的に複雑な第 1 楽章に必要な情熱をすべて注ぎ込み、独立性を示す素晴らしい演奏を披露した。」

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トリオ Latitude(ラティチュード)41

■ ピアノ三重奏曲第2番ホ短調 第1楽章 Op.92 / サン=サーンス



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