知られざる名曲 第280回 白鳥の歌 / ファニー・メンデルスゾーン
あのメンデルスゾーンのお姉さんは、名前を ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル(Fanny Mendelssohn-Hensel, 1805 - 1847)と言い、19世紀前半に活躍したドイツの作曲家です。
ピアノ曲と歌曲を中心に600曲近い作品を世に遺しましたが、当時の社会は女性作曲家を歓迎していませんでした。
近年になって、ファニー・メンデルスゾーンの名は、女性作曲家のパイオニアとして再評価されています。
今回は、そんな彼女の遺した名曲。
歌曲「白鳥の歌(Schwanenlied,Op.1 No.1)」を、ヴァイオリンの演奏でお聴きいただくことにしました。
画像 ACワークス
原曲の歌曲は、ハイネの詩によります。
ご参考に雰囲気だけでも、その一部を記しました。
Es fällt ein Stern herunter
Aus seiner funkelnden Höh;
Das ist der Stern der Liebe,
Den ich dort fallen seh.
星が落ちる
輝く高みから。
これは愛の星です、
そこに落ちているのが見えます。(直訳)
■ 白鳥の歌(Schwanenlied,Op.1 No.1)/ ファニー・メンデルスゾーン
ヴァイオリン演奏は、Esther Abrami (エスター・アブラミ 1996- )さん、フランスの人気ヴァイオリニストです。
■ ご参考
知られざる名曲 第204回 Consolation(慰め)/ ポール・イボットソン
https://manriki358.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-ce3661.html
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