知られざる名曲 第254回 3つの夜想曲 Op. 14:No.1 / フランショーム
フランスの作曲家でチェリストの オーギュスト・フランショーム(Auguste-Joseph Franchomme 1808 - 1884)の夜想曲を聴いてみましょう。うっとりするような美しさです。
演奏は、ベルギー系フランス人の カミーユ・トマ。
チェロの女神とも言われ日本でも人気のチェリストです。2022年には初来日も果たしています。
■ 3つの夜想曲 Op. 14:No.1 / フランショーム
優雅で洗練された演奏です。
彼は12歳から音楽の専門教育を受け、17歳でパリ音楽院で才能が開花し、さまざまなオーケストラと共演するようになり、20歳でサント・シャペル(聖なる礼拝堂)のチェリストに就任しました。
そして、メンデルスゾーンとも親交を結び、ショパンとも親しくなりました。ショパンは、自身の唯一のチェロ作品である「チェロ・ソナタ ト短調」作品65をフランショームに献呈しています。やがて彼はパリ楽壇の中心人物になっていきます。
1846年には、恩師ノルブランの後任として、パリ音楽院チェロ科の主任教授に就任、フランショームは当時の最も著名なチェリストであり、弓奏法の技術を洗練させるのに寄与しました。彼はフランスのチェロ楽界に、優雅さ、甘美さ、軽やかさという特色をもたらしたのです。
作曲家としてはチェロ協奏曲を含む 55曲のチェロ作品を遺しており、1884年に音楽界への貢献が認められ、レジオン・ドヌール勲章(ナポレオンにより1802年に制定されたフランスの栄典)を授与されました。(Wikipedia参照)
画像 ACワークス
演奏は、ベルギー系フランス人の カミーユ・トマ。
チェロの女神とも言われ日本でも人気のチェリストです。2022年には初来日も果たしています。
■ 3つの夜想曲 Op. 14:No.1 / フランショーム
優雅で洗練された演奏です。
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