知られざる名曲 第249回 3つのロマンス op. 21 より / クララ・シューマン
今回は、ドイツの作曲家 ロベルト・シューマンの妻として広く知られている クララ・シューマン(Clara Josephine Wieck-Schumann, 1819 - 1896)にスポットを当てました。当シリーズ初登場です。
クララ・シューマンは、ピアノ教師の父親から「第2のモーツァルトを目指せ」という猛特訓を受けて、何と9歳でモーツァルトのピアノ協奏曲を弾いてプロデビューを果たします。
その後 ロベルト・シューマンと出会い、父親の反対を押し切って結婚します。クララ20歳の時でした。結婚後はロベルトとの間に8人もの子宝に恵まれましたが、母親として妻として、そしてピアニスト、作曲家としての多忙な日々を送ることになります。
画像 ACワークス
今回の「3つのロマンス op. 21」の第1曲目「イ短調のロマンス」は、夫のロベルトに誕生日プレゼントとして贈ったものです。
ちなみに、ロベルト・シューマンがクララに贈ったのが有名な「トロイメライ」です。
■ 3つのロマンス op. 21 より / クララ・シューマン
出だしのメランコリックなメロディが切なく感じられます。クララの豊かな情感があふれます。
限りなく美しいピアノ演奏は 藤田真央。
※このYouTubeでは、演奏は 3:09 しか聴けません
全曲を聴いてみたい方は、ピアニストは違いますが、https://www.youtube.com/watch?v=dXYRP-8omDQ
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