知られざる名曲 第239回 別れの協奏曲 / ジョルジュ・ドルリュー
フランスの作曲家 ジョルジュ・ドルリュー(Georges Delerue, 1925 - 1992)、2度目の登場です。
名門パリ音楽院に学んだ彼は、9 つのバレエ、2 つのオペラ (「Le Chevalier de Neiges」、「Medis et Alyssio」)、2 つの室内オペラ (「Ariane」、「Une Regrettable Histoire」) を作曲しましたが、その後は映画音楽に才能を発揮してアカデミー賞も受賞、やがてフランス政府から芸術文化勲章を授与されるに至りました。
今回は、1992年のフランス映画「愛と戦火の大地」(原題:Dien Bien Phu ディエンビエンフー)から「別れの協奏曲」(Concerto de l'Adieu)にスポットを当てました。
映画「愛と戦火の大地」
■ 別れの協奏曲 / ジョルジュ・ドルリュー
ソロヴァイオリンの シズマロヴィッチは、来日経験もあるスロバキアのヴァイオリニストです。
戦争映画の音楽は、何故美しいのでしょうか。技巧的ではなく、あくまで音楽的なところが心に響きます。