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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2023年12月24日 (日)

知られざる名曲 第230回 高い庭園の鳥 / ディーリアス

インドの詩人、思想家 タゴール(Rabindranath Tagore, 1861 - 1941)。

インド国歌の作詞作曲者としても知られています。1913年にはアジア人初のノーベル文学賞を受賞しました。

そのタゴールが書いた「海の沈黙 地のざわめき 空の音楽」という有名な言葉(詩)があります。

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意味は、単純に解すると以下のようになります。

海の魚は、喋ることができないので沈黙しています。
地上の人間(獣)は、騒がしくざわめいています。
を飛ぶ鳥たちは、さえずり歌い音楽を奏でます。


クラシック音楽には、空を飛ぶ鳥たちを音楽にしたものが多くあります。
作曲家には、鳥たちのさえずりが音楽に聞こえたのでしょう。

鳥からインスピレーションを得て作られた音楽の中から、今回は当シリーズ初登場の、イギリスの作曲家 ディーリアス(Frederick Theodore Albert Delius CH, 1862 - 1934)を選びました。
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ディーリアスはクラシック音楽の表舞台では目立たない存在でしたが、その自然描写的な作風にはヒーリング音楽といえる安らぎがあります。

彼はフランスに移住して本格的に作曲家としてのキャリアをスタートさせたものの、晩年は盲目と全身麻痺に苦しみながらも弟子に口述筆記させることで作曲しつづけた作曲家です。美しい音楽ばかりですが、彼の晩年の苦悩はあまり知られていないようです。


■ 高い庭園の鳥 / ディーリアス
イギリスのチェロ奏者ジュリアン・ロイド・ウェバー(1951-)によるチェロ編曲版



当ブログ 海の沈黙 地のざわめき 空の音楽 ご参照下さい


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