有名クラシック曲 極上編 No.2 ノクターン20番ハ短調遺作 / ショパン
この曲は、もちろん原曲はピアノ曲ですが、今回はヴァイオリンでお聴き下さい。
韓国のヴァイオリニスト ハンス・ジン(Soojin Han 한수진 1986- )の、全身全霊を傾けた極上の演奏です。
画像 ACワークス(株)
曲の説明は省き、ヴァイオリン演奏の ハンス・ジン氏について解説します。
韓国出身のハンス・ジンは、生まれながらにして左耳が聴こえませんでした。
実はこれは遺伝性の難聴で、彼女の母も祖父も難聴だったようです。
それでも、父親が英国で博士号取得を目指していたため、彼女は英国に移住しました。そして幼少時に母が演奏するバイオリンを聞いて音楽に目覚め、5歳でピアノを始め、7歳でバイオリンを習い始めました。
その後は、世界的なヴァイオリニスト ユーディ・メニューイン(Yehudi Menuhin)の音楽学校のオーディションに合格。英国最古のパーセル音楽学校に転校。わずか12歳でロンドンのウィグモアホールでコンサートを行い、15歳でヴィェニャフスキ国際コンクールに最年少参加して韓国人初の2位を受賞しました。
この頃、指揮者チョン・ミョンフンから"天からの才能"と絶賛されました(以後6回共演)。
成人して、オックスフォード大学で音楽学(musicology) を修了し、名門英国王立音楽大学(Royal College of Music)を経て、クローネバグアカデミー(ドイツ)トップパフォーマー課程を卒業しました。
■ ノクターン20番ハ短調遺作 / ショパン
ピアノは、韓国生まれの リー・シヒョン(Sihyun Lee 이시현 1991- )。
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