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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2023年10月11日 (水)

知られざる名曲 第220回 うたかたの絆 / 岩代太郎

知られざる名曲 220回目は、日本の作曲家 岩代太郎(いわしろ たろう 東京都出身 1965-  )の映画音楽「うたかたの絆」にスポットを当てることにしました。

この音楽は、2005年に第29回日本アカデミー賞で優秀音楽賞を受賞しています。

■ あらすじ

時代は大正初期、まだ日本に華族や爵位の残る時代。

侯爵家の一人息子・松枝清顕(妻夫木聡)と伯爵家の一人娘・綾倉聡子(竹内結子)は、両思いの幼なじみである。

そんな中、聡子は宮家の子息に求婚される。それは断ることなど許されないものであった。

聡子は手紙を出し、清顕の気持ちを何度も確かめようとするが、不器用な愛情表現しかできない清顕はそれを読まずに突き放す態度をとってしまう。失望した聡子は宮家との縁談を受け入れる決意をする。

清顕はようやく聡子への深い愛に気づくが、それは皮肉にも聡子の結婚に勅許が下りた後であった。

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画像 映画.com

しかし清顕は諦めきれず、聡子の愛を取り戻したいとひたすら願う。清顕への愛を諦めていた聡子も彼との密会を受け入れ、二人は激しく愛し合う。しかしそれはつかの間の禁断の愛であった。

やがて聡子は妊娠するが、お互いの両親に二人の秘密が知れ、聡子の中絶は隠密に処理された。聡子の苦しみは深く、奈良の門跡寺院で出家する。

出家した聡子に一目会おうと清顕は、春の雪の降る中、寺に行くが門前払いで会えない。なおも清顕は聡子との面会を希望するが、聡子はそれを拒絶する。そして、雪中で待ち続けたことが原因で、清顕は20歳の若さで亡くなる。


清顕が見ていた夢の中の蝶が滝の下で二羽飛んでいく。

(Wikipediaより一部転記)

原作は三島由紀夫の長編小説『豊饒の海』4部作の第1部にあたる同名小説『春の雪』。


■ うたかたの絆(映画「春の雪」より) / 岩代太郎



三島由紀夫の情念の世界を美しく表現した岩代太郎。

指揮は作曲者自身です。

岩代太郎は、1989年に東京藝大音楽学部作曲科を首席卒業、1991年に同大学院修士課程を首席修了の俊才。

以後、クラシックから映画音楽など多彩なジャンルで活躍中です。

 

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