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書の作品

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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

左上の ▶ 再生ボタンを押して下さい。バッハ、イタリア協奏曲が流れます。もう一度押せば止まります。

壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2023年10月の8件の記事

2023年10月31日 (火)

知られざる名曲 番外編46 ふるさとの山に向ひて (混声四部合唱)/新井 満 

合唱曲には名曲が多くあります。合唱ファンの一人として、今回は日本の合唱曲「ふるさとの山に向ひて」を選びました。

石川啄木の有名な詩に、作曲家の 新井 満(あらい まん、1946 - 2021年)が曲をつけました。

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画像 ACワークス(株)

ふるさとの山に向ひて言ふことなしふるさとの山はありがたきかな 

石川啄木 第一歌集『一握の砂』より

 

わずか26歳で生涯を閉じた詩人(歌人) 石川啄木の愛した ふるさとの山は、岩手県の最高峰「岩手山」であると言われています。

啄木は、北上川から望む「岩手山」の美しい景観を見たのでしょうか。

この曲を聴くと、心が洗われるような感動に包まれます。

■ ふるさとの山に向ひて (混声四部合唱)/新井 満


作曲の 新井 満氏は、大ヒット曲「千の風になって」の翻訳と作曲で知られる芥川賞作家です。


上智大学グリークラブ(男声合唱団)出身ですが、重病を患い生死の境目を彷徨ったため入院退部。
何とか治癒して生きる喜びを強く実感します。

それ以降、美しいものを発見して伝えることをライフワークとして生きていきたいと誓いました。
(Wikipediaより)

■ ご参考

↓ 国立台湾大学合唱団が日本語で歌った「千の風になって」

素晴らしいの一言です!


https://www.youtube.com/watch?v=WRK9lc_afY0


2023年10月29日 (日)

知られざる名曲 番外編45 弦楽四重奏曲第1番第3楽章 / コダーイ 

番外編が続きますがご了承下さい。

さて、クラシックのジャンルで、一番聴く機会が少ないのが室内楽ではないでしょうか。

例えば「ベートーヴェンの弦楽四重奏」などど聞くと、名前だけで聴く気がしない方も多いと思います。同じベートーヴェンの交響曲や協奏曲は、コンサートで良く演奏されますから、ファンの方も多いでしょう。

しかし、どうしても弦楽四重奏などの室内楽は地味で難しいといったイメージがあります。

ましてや今回の作曲者は、ハンガリーの作曲家で民族音楽学者の コダーイ・ゾルターン(Kodály Zoltán, 1882 - 1967)です。

コダーイの弦楽四重奏は、さすがに聴いたことのある人は少ないと思います。

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画像 ACワークス(株)

最近のデジタル技術の進歩で、音楽をグラフィック映像(モーショングラフィックス )で観ることが可能になりました。

今回は、ピアノの音(粒)がキーボードの上にドロップする縦軸の動画を、横軸に動かすグラフィックス技術です。これをグラフィックスコアというそうです。

これは、音楽の構造を知る上でとても分かり易く視覚的にも楽しめます。難しく取っ付きにくい室内楽のイメージを変えてくれました。


■ 弦楽四重奏曲第1番第3楽章 / コダーイ



視覚的に見ると、メロディラインが各パートに受け継がれていく様子が良く分かります。

横軸で見ると、アレクサンダー弦楽四重奏団による演奏は、4人の息が驚くほどピッタリと合っています。

そして最大の発見は、コダーイの音楽が美しく表情豊かに響いていることです。

滅多に聴けない コダーイの弦楽四重奏曲第1番の第3楽章を聴きました。


これであなたも、クラシック通の仲間入りです。


2023年10月25日 (水)

知られざる名曲 番外編44 踊り(Danza)/ ロッシーニ 

持ち運びが容易な携帯用ピアノを弾いて、ロッシーニ(Rossini 1792-1868)のパターソング(早口で歌うこっけいな歌)を歌うのは、ドイツ出身のスロバキア人ソプラノ歌手 パトリツィア・ヤネチコヴァ(Patricia Janečková、1998-2023 )さんです。歌っている場所はキッチンのようです。

以前よりこの歌手に注目していて、このシリーズで動画をアップさせていただくつもりでしたが、 ヤネチコヴァさんは 残念ながら今月10月1日に亡くなりました。世界中のファンからお別れのメッセージが届いています。

まだ25歳の若さでした。今回は追悼の意味で、ヤネチコヴァさんにスポットを当てることにしましたが、敢えて番外編と致しました。

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画像 ACワークス(株)

■ 訃報

報道によると、ヤネチコヴァさんは、2022年 自身のインスタグラムにおいて、乳がんを患っていることを明かし活動を休止していました。

その後、俳優のヴラスティミラ・ブルドゥ氏と結婚。演奏活動も少しずつ再開していましたが・・・ 本当に残念です。

自身のYoutubeチャンネルでは結婚式の写真が亡くなる前日にアップされ、祝福のコメントが多数寄せられた直後の訃報となりました。



■ 踊り(Danza)/ ロッシーニ



■ 歌詞の一部(Wikipediaより)

今、月は海の向こうにあります。

マンマ・ミーア、私たちは跳躍するよ!
踊るには美しい時間だ、
恋をしている人なら誰でも見逃せないだろう。
今、月は海の向こうにあります。
マンマ・ミーア、私たちは跳躍するよ!

すぐに私たちは踊ります、ぐるぐる、
お嬢さんたち、こちらに来てください、
美しくて遊び心のある若者が
皆と出番を持ちます。
天国で星が輝く限り、
そして月の光が輝くでしょう
最も美しい少年と少女は
一晩中踊ります。


天使の声 パトリツィア・ヤネチコヴァさんの お勧めの YouTube動画
Mozart Laudate Dominum,KV339

2023年10月21日 (土)

知られざる名曲 番外編43 ボエーム / シャルル・アズナブール

■ 噴出する音楽

この曲は シャンソンです。

クラシック音楽ではありませんが、クラシック界では21世紀を代表するチェリスト ゴーティエ・カピュソン(Gautier Capuçon, 1981- )と、ピアニスト ジェローム・デュクロ (Jérôme Ducros, 1974- ) の、まさに「燃焼する音楽」、「噴出する音楽」を聴いていただきたくて、番外編として取り上げました。

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画像 ACワークス(株)

この曲を作曲した シャルル・アズナブールは、フランスが誇るシャンソン界のスーパースター。日本でも良く知られています。

貧しいながらも夢と愛に満ちていた画学生の青春時代。その失われた青春の日々に想いを馳せるメロディーがドラマチックです。
(現代ギターサイトより)


■ ボエーム / シャルル・アズナブール
ジェローム・デュクロ 編)

2023年10月16日 (月)

知られざる名曲 番外編42 ムーンライト・ラプソディ/ T.コンスタンチン

誰もがご存じの、ベートーヴェンの「月光ソナタ(1801年作曲)」が、200年の時を超えて生まれ変わりました!

確かに原曲は、あのベートーヴェン作曲のピアノソナタ第14番「月光」の第1楽章ですが、女性作曲家の タマラ・コンスタンチンは、チェロの新しい旋律を加えることで、お洒落でセンスの良い「新たな名曲」を誕生させたのです。

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画像 ACワークス(株)

ジョージア(グルジア)で生まれ、幼いころからピアノを学んでいたというタマラ・コンスタンチン。
国立トビリシ音楽院を卒業するも、結局は音楽の道に進むことはなく、石油会社の幹部として忙しい日々を送っていました。

ある時、カナダで聴いた 現代曲(前衛音楽)があまりに酷い曲だったことから、コンスタンチンは現代音楽に失望します。

彼女は夫に冗談で「私ならもっと上手く曲が作れるのに!」と言いました、夫は「なら、やってみたまえ」と答えたと言います。人生で一小節も曲を書いたことはなかった彼女は作曲に挑戦することになりました。

これが彼女の作曲家人生のスタートです。

「現代の作曲家の中には、メロディーよりも構造の複雑さを重視する人もいます。もちろんそれは問題ありませんが、私には当てはまりません。私はメロディーが大好きなので、それを書かなければなりません。」コンスタンチン



■ ムーンライト・ラプソディ/ T.コンスタンチン


「自分の音楽を通じて、個人的な表現を共有し、他の人々に喜びをもたらすことは、私にとっての喜びでもあり、素晴らしいインスピレーションの源となります。」コンスタンチン

2023年10月13日 (金)

知られざる名曲 番外編41 前奏曲(プレリュード)ホ短調 / ショパン(フランショーム編)

ピアノの詩人 ショパン(1810-1849)は、ピアノの次にチェロが好きでした。

その理由は、彼の親友でチェリストであったオーギュスト・フランショーム(1808-1884)の存在が大きかったと言われています。

フランショームは、ショパンと10数年来の親交があり、その間ショパンの日常の雑務を手伝うなど、ショパンを支え続けてきた人物でした。

ショパンは、フランショームに感謝を込めて「チェロとピアノのためのソナタ ト短調 作品65」を献呈しましたが、この作品は1848年にショパン自身のピアノとフランショームのチェロにより初演されています。そしてこの演奏は、パリにおけるショパンの生涯最後の公開演奏となりました。
(Wikipedia参照)


さて、ショパンとフランショームの関係はこれ位にして‥‥

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画像 ACワークス(株)

今回の知られざる名曲は、ショパンのピアノ曲「前奏曲ホ短調Op28-4」を、フランショームがチェロ用に編曲したものをお聴き下さい。

本来のピアノ曲でなく編曲版ですので、番外編とさせて頂きました。

以前当シリーズで、同じショパンの「練習曲 Op.25,No.7(グラズノフ編)」をご紹介しておりますのココで、ご参考にお聴き下さい。


■ 前奏曲(プレリュード)ホ短調 Op28-4  / ショパン


フランス系ベルギー人のチェリスト、カミーユ・トマ(Camille Thomas 1988- )は、フランショームの伝説的なチェロ、ストラディバリウス・フォイアマンを演奏しています。

2023年10月11日 (水)

知られざる名曲 第220回 うたかたの絆 / 岩代太郎

知られざる名曲 220回目は、日本の作曲家 岩代太郎(いわしろ たろう 東京都出身 1965-  )の映画音楽「うたかたの絆」にスポットを当てることにしました。

この音楽は、2005年に第29回日本アカデミー賞で優秀音楽賞を受賞しています。

■ あらすじ

時代は大正初期、まだ日本に華族や爵位の残る時代。

侯爵家の一人息子・松枝清顕(妻夫木聡)と伯爵家の一人娘・綾倉聡子(竹内結子)は、両思いの幼なじみである。

そんな中、聡子は宮家の子息に求婚される。それは断ることなど許されないものであった。

聡子は手紙を出し、清顕の気持ちを何度も確かめようとするが、不器用な愛情表現しかできない清顕はそれを読まずに突き放す態度をとってしまう。失望した聡子は宮家との縁談を受け入れる決意をする。

清顕はようやく聡子への深い愛に気づくが、それは皮肉にも聡子の結婚に勅許が下りた後であった。

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画像 映画.com

しかし清顕は諦めきれず、聡子の愛を取り戻したいとひたすら願う。清顕への愛を諦めていた聡子も彼との密会を受け入れ、二人は激しく愛し合う。しかしそれはつかの間の禁断の愛であった。

やがて聡子は妊娠するが、お互いの両親に二人の秘密が知れ、聡子の中絶は隠密に処理された。聡子の苦しみは深く、奈良の門跡寺院で出家する。

出家した聡子に一目会おうと清顕は、春の雪の降る中、寺に行くが門前払いで会えない。なおも清顕は聡子との面会を希望するが、聡子はそれを拒絶する。そして、雪中で待ち続けたことが原因で、清顕は20歳の若さで亡くなる。


清顕が見ていた夢の中の蝶が滝の下で二羽飛んでいく。

(Wikipediaより一部転記)

原作は三島由紀夫の長編小説『豊饒の海』4部作の第1部にあたる同名小説『春の雪』。


■ うたかたの絆(映画「春の雪」より) / 岩代太郎



三島由紀夫の情念の世界を美しく表現した岩代太郎。

指揮は作曲者自身です。

岩代太郎は、1989年に東京藝大音楽学部作曲科を首席卒業、1991年に同大学院修士課程を首席修了の俊才。

以後、クラシックから映画音楽など多彩なジャンルで活躍中です。

 

2023年10月 3日 (火)

知られざる名曲 第219回 Waltz By The River / エレニ・カラインドルー

ギリシャの女性作曲家  エレニ・カラインドルー(Eleni Karaindrou 1941- ) の当シリーズ2度目の登場です。

タイトルは「Waltz By The River(川辺のワルツ)」。ヴァイオリンとギターによるノスタルジックな曲です。


彼女は、7歳のときに両親とともにアテネに移住しました。彼女の父親は数学者でアンペロキピの学校で教え始めましたが、母親は数か月後 (1948 年) 南北戦争中に亡くなりました。

その頃、エレニ・カインドロウさんは学校でピアノを見つけ、それが音楽への第一歩を踏み出すきっかけとなりました。彼女はピアノのレッスンを始め、10歳で最終的にギリシャ音楽院に入学し、そこで17年間滞在しました。

ギリシャ音楽院を経て、今度はアテネのカポディストリアン大学で歴史と考古学を学びました。

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画像 ACワークス(株)

さらに、スコラ カントルムでオーケストレーションと指揮を学び、パリの高等教育学校で民族音楽学を学びました。
彼女の作品は、映画音楽、劇場音楽、バレエ音楽など多彩です。

そして、24 歳で彼女はパリに定住し、フランス政府から奨学金を受けていました。
現在はギリシャに戻っています。


■ Waltz By The River(川辺のワルツ)/ エレニ・カラインドルー

ヴァイオリンの Mahsar Barzin さんは、イラン東アゼルバイジャン出身。端正な顔立ちのヴァイオリニストです。
ギターの Ali Amjadi さんは、クラシックギターの名手ですが、詳しい経歴は分かりません。

二人の演奏には何の飾り気もありません。素朴で静かな表情はただ音楽の本質を表しています。


※ご参考 
知られざる名曲 By the sea エレニ・カラインドルー

 

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