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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2023年9月17日 (日)

知られざる名曲 第216回 バンドネオン協奏曲第3楽章 / ロベルト・ディ・マリーノ

日本ではアルゼンチンタンゴのイメージが強いバンドネオンですが、ドイツ生まれのこの楽器は海外ではクラシック音楽にも使用されています。どこか哀愁を帯びた独特の音色が特長です。

そんなバンドネオンのための協奏曲。ピアソラの作品は聴いたことがありましたが、今回は イタリアの作曲家 ロベルト・ディ・マリーノ(Roberto Di Marino 1956- )の「バンドネオン協奏曲第3楽章」を選びました。実は私も初めて聴きました。

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画像 ACワークス(株)

彼は、トレント音楽院で、作曲、合唱音楽、合唱指揮、ジャズ、吹奏楽などを専攻しました。
また、国内外の作曲コンクールで優勝するなど、作曲・編曲分野で国際的に評価されています。

ロベルト・ディ・マリーノの作品の一部は、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーと日本のヴァイオリニスト古澤巌とで結成されたアンサンブルによって最近録音された3枚のCDに収録されています。

現在はヴェローナ音楽院で教鞭をとり、トレント近郊に住み、ほとんどの時間を作曲と編曲に費やしています。
※Roberto Di Marinoサイト参照


■ バンドネオン協奏曲第3楽章 / ロベルト・ディ・マリーノ



バンドネオン奏者のマリオ・ステファノ・ピエトロダルキ (Mario Stefano Pietrodarchi 1980- )は、イタリアのアテッサで生まれました。彼は 9 歳でアコーディオンを学び始め、その後バンドネオンに転向しました。

フェナローリ市立音楽学校で学び、ローマのサンタ・チェチーリア音楽院を優秀な成績で卒業。
そのエネルギーが充満した演奏スタイルと音楽性で、世界的バンドネオン奏者の一人として高い人気を得ています。


今回は特別に、この マリオ・ステファノ・ピエトロダルキさんの演奏をもう1曲お聴き下さい。まさに神が降臨した芸術性を感じます。

曲は、Martin Ulikhanyan の「Vocalise(ヴォカリーズ)」です。



バンドネオンの表現力に驚きました。バンドネオンはアルゼンチンタンゴだけの楽器ではないことを再認識した次第です。

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