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書の作品

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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

左上の ▶ 再生ボタンを押して下さい。バッハ、イタリア協奏曲が流れます。もう一度押せば止まります。

壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2023年8月の8件の記事

2023年8月25日 (金)

知られざる名曲 第213回 希望の種 / ステファン・シカール

私たちを至福の音楽の旅に誘う 作曲家 ステファン・シカール(Stephen Sicard (Logos) 仏 1964- )。詳しい経歴は分かりませんが、彼自身は独学で音楽を学んだとのことです。

ジャンルはやはり ヒーリングミュージック ですが、ステファン・シカールの音楽的魂は、大地と内なる存在の道を横断することで、インスピレーションの散歩を楽しんでいるのです。そこで彼は自然の精霊たちと出会うのです。

それは、すべての良心の目覚めを助けるこれらの新しい音楽的組成物の恩恵によって、あなたに提供される最も純粋な人生の贈り物でもあるのです。

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画像 ACワークス(株)


自分自身の声を聞いてください

そして無限を見つめてください

時間と空間の

そこで僕らは星の歌を聴く

数字の声

地球の調和

(以上、ステファン・シカールのHPより抜粋)


■ 希望の種(
LES SEMENCES DE L' ESPOIR)/ ステファン・シカール



2023年8月21日 (月)

知られざる名曲 第212回 望郷のバラード / チプリアン・ポルムベスク

チプリアン・ポルムベスク(Ciprian・Porumbescu 1853 - 1883)は、ルーマニアの作曲家(生まれは隣国ウクライナ)です。全く聞き慣れない名前ですが、Wikipediaによると、当時ルーマニアでは人気のある作曲家だったそうです。

幼少の頃より楽才を現してウィーンに留学し、ブルックナーにも師事しました。

しかし、愛国者であったポルムベスクは、オーストリア-ハンガリー帝国に支配されていたルーマニア独立運動に参加して逮捕投獄されます。

曲は獄中で故郷を偲び、恋人に思いを馳せながら書き上げた哀切のメロディーであり、29歳の若さで薄倖の生涯を閉じた チプリアン・ポルムべスクの代表作になりました。※ブログ「日々遥か」2009・7・2記事参照

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画像 ACワークス(株)

1992年、日本のヴァイオリニスト 天満敦子さんが ルーマニア公演をした際、この曲の存在を知って楽譜を日本に持ち帰り、それ以降日本各地で演奏されることになりました。天満敦子さんのファンなら聴いたことがあるかも知れません。


■ 望郷のバラード / チプリアン・ポルムベスク



切々たるソロヴァイオリンの感傷的な旋律が胸に迫ります。

2023年8月17日 (木)

知られざる名曲 第211回 スミルナのために / スパノウダキス 

スタマティス・スパノウダキス  (Stamatis Spanoudakis 1948- )は 現代ギリシャの古典作曲家です。ギリシャでは国民的作曲家ですが、日本での知名度はありません。

Wikipedia(海外版)によると、
彼は早い段階でクラシックギターを学び、その後ヴュルツブルク国立音楽院に通い、アテネではさらにクラシック音楽の研究を続けたそうです。そして、ビザンチン音楽(宮廷や宗教儀式のために作曲された歌と賛美歌)も勉強しました。

現在は、インストゥルメンタル、宗教音楽、映画音楽など多方面に活躍中です。

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画像 ACワークス(株)

この作品は、1919年~1922年、ギリシアがトルコの スミルナ に侵攻した戦争を題材にしています。

最終的には、トルコが撃退に成功して スミルナ を奪回しましたが、3年に及ぶ戦争で双方に多大な犠牲者が出ました。今の国際社会と同じで、和平の道のりは遠かったようです。この戦争が日本の高校教科書に載っていたかは不明ですが、学ぶべき点はあったはずです。


■ スミルナのために / スパノウダキス

2023年8月16日 (水)

知られざる名曲 番外編40 鳥の歌 / パブロ・カザルス(カタロニア民謡)

「カタルーニャの鳥たちは、青い空に飛びあがると Peace (ピース)、Peace (ピース) といって鳴くのです。」

昨日(8月15日)は 終戦記念日でした。久しぶりにこの曲のCDを聴きました。


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画像 ACワークス(株)


今、世界は混迷を極めています。

山火事などの自然災害、ウクライナの戦争、コロナ後遺症・・・

この曲を聴いて、世界平和を祈りたいと思います。


■ 鳥の歌 / パブロ・カザルス(カタロニア民謡)



知られざる名曲ではありませんが、今回は敢えて選曲いたしました。

2023年8月 8日 (火)

知られざる名曲 番外編39 エチュード Op.25,No.7 / ショパン(グラズノフ編) 

ショパン(Chopin 1810-1849)は、生涯に258曲作曲したとされます。
尚この曲は、短命だったショパン24歳の作品です。

ショパンはピアノの詩人と言われましたが、もちろん ピアノ曲は大人気で、幻想即興曲、別れの曲、ノクターン2番、革命エチュード、英雄ポロネーズ、子犬のワルツなどは、知らない人はいないと思います。

今回の エチュード(練習曲 嬰ハ短調) Op.25,No.7 は、ショパンの人気ランキングの ベスト50には入りません(※)が、その深い味わいは聴く人の心をとらえて離しません。
※ランキングは調査機関によって違います

この曲は、二つの旋律がオペラの二重唱のように寄り添う構成から、「恋の二重唱」と呼ばれることがあります。

また、練習曲ですが、特に左手の完璧な音とフレージングに焦点を当てていることから 左手で演奏されるメロディーラインのため、海外では、音域的に『チェロ(Cello)』の愛称で呼ばれることがあります。

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画像 ACワークス(株)


ロシア帝国末期からソビエト連邦建国期の作曲家 グラズノフ(Glazunov 1865 - 1936) は、この作品を、チェロとピアノ演奏用に編曲しました。

その秀逸なアレンジによって 今では世界中のチェロ奏者によって演奏されています。


■ エチュード Op.25,No.7 / ショパン(グラズノフ編)



チェロは、アルゼンチンのソル・ガベッタさん。ピアノは、ロシアの ポリーナ・レスチェンコさん。二人は1981年生まれ(同い年)です。


この曲を聴いて 好きになった方は、原曲のピアノソロを聴いてみて下さい。

 ↓

https://www.youtube.com/watch?v=OpBdHWGoyug

2023年8月 7日 (月)

知られざる名曲 番外編38 般若心経(心の経典) / Tinna Tinh 

般若心経と音楽との融合と言えるのでしょうか。

今までにない不思議な感覚を覚えますが、聴いているうちに自然な音楽の流れを感じます。

もともと般若心経には、木魚はもちろん、拍子木や太鼓によってリズミカルに唱える宗派(寺院)もあります。

音楽的要素を持った読経なのかも知れません。

それでも流石に、ピアノやヴァイオリン、ドラムスまでフューチャーされた般若心経は初めてです。

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■ 般若心経(心の経典)/ Tinna Tinh


この マントラミュージック とでも言うべき音楽を作ったのは、チェコ生まれの Tinna Tinh(1982-  )さん。

女優、モデル、脚本家、映画監督など活躍していましたが、現在は ベトナムに渡り真言密教系の修行中との事です(ホーチミン在住)。

 

2023年8月 2日 (水)

知られざる名曲 番外編37 ラ・サンタ・エスピナ / エンリック・モレラ

エンリック・モレラ(Enric Morera  1865 - 1942)は、スペイン カタルーニャ地方出身の作曲家です。

ラ・サンタ・エスピナ = 邦訳 聖なる棘 (とげ) とは、カタルーニャ地方に伝わる古代ギリシャを起源とする 伝統舞踊  ‶サルダナ” を代表する楽曲です。

スペインにはフラメンコ以外にも ‶サルダナ” と言う伝統的な踊りがあるのです。

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日本では無名の エンリック・モレラですが、モダニズムの最も代表的な作曲家の一人であり、音楽史において最も重要な人物の一人でした。
彼は生涯に、オペラ、演劇作品、交響曲、協奏曲、合唱作品、サルダナなど、約 800 の作品を作曲しました。

しかしその多くは未だ出版されていません。ある意味忘れ去られた悲運の作曲家かも知れません。


■ ラ・サンタ・エスピナ(La Santa Espina)/ エンリック・モレラ



愛国的な賛歌です。聴衆の熱い思いが伝わります。

手拍子が、日本のそれと大きく違い、音楽的であるのが特長です。



2023年8月 1日 (火)

知られざる名曲 番外編36 2つの心の出会い / パベル・ルジツキー

この曲はクラシックではありません。

しかし、ピアノの旋律が心に残る音楽です。今回は番外編としてスポットを当てました。

タイトルは「2つの心の出会い」。

音楽と映像が完全にマッチして、素晴らしい作品に仕上がりました。

たまには、こんな音楽も良いと思います。
クラシックだけが音楽ではありません(笑)。

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画像 ACワークス(株)

作曲の パベル・ルジツキー(Pavel Ruzhitsky1972- )は、サンクトペテルブルク市に生まれました。

彼は10歳で音楽に興味を持ち、両親はそんなルジッキーを見て、本格的に音楽を学ばせました。

作曲家としてのジャンルは広く、映画音楽、ヒーリングミュージック、シャンソン、ロシアの民俗音楽など多彩です。

彼は心に響く音楽を書き続け、それは魂を癒し、リスナーに良い気分をもたらします。


では、再生回数 2.743万回の「2つの心の出会い」をお聴き下さい。

■ 2つの心の出会い / パベル・ルジツキー

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