知られざる名曲 第207回 Flocks a Mile Wide / クリストファー・ティン
曲名は、Flocks a Mile Wide(フロックス・ア・マイル・ワイド=1マイルの幅の群れ)。
作曲は、クリストファー・ティン(Christopher Tin 1976 - アメリカ)。
この クリストファー・ティンの名前は覚えておいたほうが良さそうです。
タイム誌は彼の音楽を「興奮する」「賛歌的」と評し、ガーディアン誌は 「メロディーとテーマの知的な出会い」 と評しています。
彼の音楽は、リンカーン センター、ケネディ センター、ハリウッド ボウル、国連、カーネギー ホールなど、世界的に権威のある会場で演奏されており、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団など一流オーケストラとも共演しています。
グラミー賞を 2 回受賞して、世界的に最も注目される音楽家ではないでしょうか。
画像 ACワークス(株)
動画に付随した説明によれば、この音楽は人間の活動による鳥の 種の喪失 を哀悼するものです。
新しいレクイエムとも言えます。美しさ、希望、平和、再生の象徴としての鳥たちを讃えるものであると同時に、鳥たちの不在を悼むものでもあるのです。
■ Flocks a Mile Wide / クリストファー・ティン
音楽に同期する背景の映像は、絶滅した鳥たちの羽毛を視覚的に表現したものです。
経済を優先するあまり、地球上の自然を破壊し、動植物を駆逐する人間の所業を思う時、私たちは深い悲しみに包まれるのです・・・
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