知られざる名曲 第208回 永遠の憧れ / ディレルマンド・レイス
今回は、ブラジルの作曲家 ディレルマンド・レイス(Dilermando Reis 1916 - 1977)のギター曲です。
原題:エテルナ・サウダージ(Eterna Saudade)邦訳 「永遠の憧れ」または「遥かなる郷愁」 / ディレルマンド・レイス曲
彼はサンパウロで生まれましたが、人生のほとんどをリオデジャネイロで過ごしました。日本では知られていませんが、ブラジルで最も知られたギタリストでした。
典型的なブラジルの「サウダージ」の作風は、憧れと悲しみの感覚を表現しています。感傷的でノスタルジックなレイスの音楽は、多くの人に過ぎ去った時代の思い出を呼び起こします。
演奏は、中華人民共和国・北京市出身のギター奏者 スーフェイ・ヤン(楊 雪霏 Xuefei Yang 1977-)。
2000年、中国人初の奨学生として、イギリスの王立音楽アカデミー大学院に留学。「アランフェス協奏曲」で王立音楽院オーケストラと共演、「ある貴紳のための幻想曲」ではBBCコンサートオーケストラと共演し、特集が放送されました。
在学中から、中国をはじめ、香港、マカオ、スペイン、オーストラリア、台湾、日本、ポルトガルで、コンサート・ツアーを行っています。
■ 永遠の憧れ / ディレルマンド・レイス
使用楽器は、ヴィンテージの銘器、1925年製 サントス・エルナンデスです。
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