知られざる名曲 第192回 A Place Called Morning / ビル・ダグラス
カナダの作曲家 ビル・ダグラス( Bill Douglas 1944- )は、音楽家の両親に恵まれました。父親はトロンボーンを演奏してビッグバンドで歌い、母親は教会でオルガンを演奏していました。
彼の最初の記憶は、3 歳のときにおもちゃの楽器を使ってワンマン バンドで演奏したことです。4 歳でピアノのレッスンを開始し、7 歳でウクレレとギターを独学で学びました。
13歳でファゴットを始め、クラシック音楽とジャズの両方に興味を持つようになり、14 歳で最初のジャズ曲を書きました。17 歳でクラシック ピアノの「トロント王立音楽院のアソシエイト」ディプロマを取得。
その後、トロント大学に通い、音楽教育の学士号を取得しました。この頃、彼は20 世紀のクラシック音楽に非常に興味を持ちました。1967 年、ダグラスはトロント交響楽団と3 つの協奏曲を演奏しました。彼は1968 年にファゴットを専攻して音楽修士号を取得し、1969 年に作曲で音楽芸術の修士号を取得しました。
彼はまた、ピアニストのピーター・サーキンらと共に クラシック室内楽の 3 つの RCA アルバムを録音しました。今ではカナダの作曲家、作家、音楽出版者協会(SOCAN)並びに米国作曲家、作家、出版者協会(ASCAP)に所属しています。
彼の作品は、世界中の主要なオーケストラや室内楽グループによって演奏されています。同時に彼は、コロラド州ボールダーのナロパ大学で29 年間教鞭をとっています。そして彼の音楽の CD は 13 枚リリースされています。(Wikipediaより一部転記)
画像 ACワークス(株)
ダグラスは非常に前衛的な 無調音楽を書いていましたが、ロンドンで1 年間 作曲を学んだ後、1970 年から 1977 年まで、カリフォルニア州バレンシアのカリフォルニア芸術大学で教鞭を執りました。その頃には生徒たちのために叙情的な作品も手掛けるようになりました。
今回の曲も、とても聴き易いクラシック曲です。
■ A Place Called Morning / ビル・ダグラス
森の賛歌であるこの曲は、ピアノ、オーボエ、ファゴット、クラリネット、フルートがオーケストラに良く溶け込んで美しいハーモニーを奏でます。
自然を愛するすべての人に聴いて欲しい名曲です。
就寝前に聴けば、感謝に満たされて眠りにつくことが出来ます。是非お試し下さい。
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