知られざる名曲 第187回 オリエンタル / グラナドス
スペインの作曲家 エンリケ・グラナドス(Granados, Enrique 1867-1916)の2度目の登場です。
曲名は「オリエンタル」。原曲はピアノ曲「スペイン舞曲 Op.37 第2番」ですが、今回はチェロの演奏でお聴き下さい。

画像 ACワークス(株)
当シリーズでも書きましたが、グラナドスは悲劇の作曲家です。1916年1月、 グラナドス夫妻が乗船した客船サセックス号は、英仏海峡を渡航中、ドイツ軍潜水艦による魚雷攻撃を受け、夫妻はその犠牲となったのです。
戦争で犠牲になった音楽家はいますが、潜水艦の魚雷攻撃で亡くなった音楽家はグラナドス一人だと思います。
どこか物悲しげな曲は、グラナドスの人生の最期を表しているかのようです。
■ オリエンタル(Oriental)/ グラナドス
曲名は「オリエンタル」。原曲はピアノ曲「スペイン舞曲 Op.37 第2番」ですが、今回はチェロの演奏でお聴き下さい。

画像 ACワークス(株)
当シリーズでも書きましたが、グラナドスは悲劇の作曲家です。1916年1月、 グラナドス夫妻が乗船した客船サセックス号は、英仏海峡を渡航中、ドイツ軍潜水艦による魚雷攻撃を受け、夫妻はその犠牲となったのです。
戦争で犠牲になった音楽家はいますが、潜水艦の魚雷攻撃で亡くなった音楽家はグラナドス一人だと思います。
このとき、グラナドスはいったん救命ボートに救い上げられましたが、波間に沈もうとする妻アンパロの姿を見て再び海中に身を投じ、二人はもつれ合うように暗い波間に消えたといいます。グラナドス48歳でした。(一部Wikipediaより)
■ ご参考 知られざる名曲 第20回どこか物悲しげな曲は、グラナドスの人生の最期を表しているかのようです。
■ オリエンタル(Oriental)/ グラナドス
情感豊かなチェロは、スペイン出身の若手チェリスト、パブロ・フェランデス(Pablo Ferrández)。
ピアノは、ロシア出身の実力派ピアニスト デニス・コジュヒン(Denis KOZHUKHIN)です。
この二人の演奏家も2度目の登場になります。
« 知られざる名曲 第186回 ノクターン2番/フィールド | トップページ | 知られざる名曲 第188回 アカシアの径 / 多田武彦 »
「音楽」カテゴリの記事
- 知られざる名曲 第199回 オペラ「「ヘルクラネウム」序曲/ ダヴィッド (2023.05.11)
- 知られざる名曲 第198回 愛の宣言(Declaration of Love)/ シュニトケ(2023.05.07)
- 知られざる名曲 第197回 Waltz of Farewell(別れのワルツ)・シュニトケ (2023.05.05)
- 知られざる名曲 第196回 リメンバー・ミー / デボラ・ガヴェナー(2023.05.01)
- チャイコフスキーコンクール に ウクライナが参加 ?(2023.05.01)
「知られざるクラシック名曲の宝庫を開ける」カテゴリの記事
- 知られざる名曲 第199回 オペラ「「ヘルクラネウム」序曲/ ダヴィッド (2023.05.11)
- 知られざる名曲 第198回 愛の宣言(Declaration of Love)/ シュニトケ(2023.05.07)
- 知られざる名曲 第197回 Waltz of Farewell(別れのワルツ)・シュニトケ (2023.05.05)
- 知られざる名曲 第196回 リメンバー・ミー / デボラ・ガヴェナー(2023.05.01)
- 知られざる名曲 第195回 訣別のワルツ/ヨーゼフ・ランナー(2023.04.28)