知られざる名曲 第183回 ここは素晴らしい場所(チェロ版) / ラフマニノフ
誰もが認めるメロディメーカーと言えば、ロシアの作曲家 ラフマニノフ (Sergei Rachmaninoff、1873-1943)でしょう。甘く美しいメロディをたくさん書きました。
その中から、1902年に書かれた歌曲集「12の歌」の第7曲「ここは素晴らしい場所(How Fair this Spot) 」Op.21-7 を、今回はチェロの演奏で聴いてみたいと思います。
画像 ACワークス(株)
「ここは素晴らしい場所」
詩 G.ガリーナ
ここは素敵よ 見て、向こうよ
川は輝くばかりでしょ
草原は絨毯のように広がり
雲がぽっかり浮かんでいるわ
ここには誰もいない・・ただ静けさのみ
ここには神さまと私がいるだけ
美しい花々と年経た松と
そしてあなた 私の夢・・・
この曲は、ラフマニノフの妻 ナターシャに捧げられました。
■ ここは素晴らしい場所(チェロ版)/ ラフマニノフ
チェリストは、スペイン出身の パブロ・フェランデス(PabloFerrández)さん。
ピアニストは、ロシア出身の デニス・コジュヒン(Denis KOZHUKHIN) さん。
共に30代の若き芸術家です。