知られざる名曲を考察する(17)不安の時代に聴くクラシック
世界は戦争の暗い影の中にあり、コロナの終息も不透明です。そして相変わらず自然災害が世界を襲っています。加えて日本では物価高が庶民の生活を襲っています。一方政治は旧統一教会問題で紛糾し、国民の生活どころではありません。
嘆いてばかりいられませんが、「こんな世界に誰がした!」と叫びたくなります。
クラシック音楽の世界では、最近(2022・10・27)、ジュネーブ国際音楽コンクールの作曲部門で、日本の中橋祐紀さんが準優勝したとの嬉しいニュースが届きました。NHKニュース (リンク切れはご容赦下さい)
ただ残念なことに、クラシックコンサートのプログラムに現代音楽が選ばれることはまだまだ少ないのが現状です。
コロナ対策が緩和され、せっかくコンサートが戻ってきても、相変わらずクラシックコンサートは、ベートーヴェンやブラームスなどが圧倒的に多いのです。
「こんなクラシック音楽界に誰がした!」と叫びたくなりますが、実際に現代音楽は人気がありません。多分お客さんは来ないでしょう。
これは聴衆に取って不幸なことですが、それまでの調整音楽を否定した現代音楽が人々に受け入れられないのは当然かもしれません。
今日の不安な世相では、心に寄り添ってくれるような優しく心地よい音楽が好まれるのは当然なのです。
当「知られざる名曲」シリーズでは、現代音楽ファンには申し訳ないのですが、不安な時代に求められる調和のとれた美しい音楽を選曲しようと思います。
知られざる名曲 第170回 マズルカ Op. 67 No. 4 / ショパン
知られざる名曲 第168回 ノクターン嬰ハ短調 / アベラルド
知られざる名曲 第165回 I met you / ロシア古謡
知られざる名曲 第164回 同心草(トンシムチョ)/ 金聖泰(キム・ソンテ)
知られざる名曲 第163回 ヴァイオリン協奏曲第4番 ‶アダージョ”/ パガニーニ
知られざる名曲 第162回 アリア(Aria)/ ボザ( Bozza)
知られざる名曲 第161回 まだ見ぬコーンウォールへの旅/三枝成彰
- 知られざるクラシック名曲の宝庫を開けるシリーズ 1
- 知られざるクラシック名曲の宝庫を開けるシリーズ 2
- 知られざるクラシック名曲の宝庫を開けるシリーズ 3
- 知られざるクラシック名曲の宝庫を開けるシリーズ 4(更新中)
- 知られざる名曲の宝庫を開ける 番外編(更新中)
- 知られざる名曲を考察する(更新中)
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