知られざる名曲 第170回 マズルカ Op. 67 No. 4 / ショパン
今回は、ショパン (Chopin、1810 - 1849) の "マズルカ" を チェロとオーケストラで演奏したら、こんなに優雅だったと言うお話です。
マズルカはポーランドに伝わる3拍子の舞曲ですが、ショパンはこのマズルカを67曲作りました。ショパンが遺した全作品が258曲ですから、実にマズルカはショパンの全作品の4分の1を占めることになります。
ショパンは10才頃にはマズルカを書き始め、最晩年まで毎年マズルカを書き続けました。そしてショパンの絶筆もマズルカでした。ショパンはマズルカを愛し、いつも頭の中でマズルカの音楽が鳴っていたと思います。
しかし意外とマズルカは演奏機会も少なく、標題のつけられた作品もなく、ワルツやノクターン、エチュード、ポロネーズ等に比べて、人気曲が少ないのが現状です。
でも、この演奏を聴いたらきっと貴方も "マズルカ"のファンになることでしょう。
■ マズルカ Op. 67 No. 4 / ショパン
しなやかなチェロの演奏は、フランスのチェリスト オフェリー・ガイヤール(女性)氏です。バックは、ティモシー・レドモンド指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(イギリス・ロンドン)です。