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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2022年8月29日 (月)

知られざる名曲 第164回 同心草(トンシムチョ)/ 金聖泰(キム・ソンテ)

これほど本格的な韓国歌曲を、このシリーズでご紹介出来ることは大きな喜びです。世界中の現代歌曲の中でも、最も印象的な美しい歌曲の一つです。

作曲の 金聖泰(キム・ソンテ 1910-2012 )は、日本の高等音楽学院(現国立音楽大学)で作曲を学んだのち、インディアナ州立大学大学院を卒業。韓国では西洋音楽の草分け的な存在です。彼は長命で豊かなキャリアがありますが作品数は多くありませんでした。

この曲は、映画「同心草、1959年」の主題歌として、韓国の大衆に親しまれてきた人気の歌曲です。
Doushinsou
韓国映画「同心草」映画ナタリーサイトより


歌詞は、7世紀の中国唐の芸妓、女流詩人である 薛濤(せつ とう、768 - 831) の作品を、金億(キム・オク)が翻訳したものです。

※すなわち原詩が薛濤(せつ とう )で、訳詞が金億(キム・オク) ということになります。金億(キム・オク)もまた日本の慶應義塾大学文学部に留学した経験があります。

歌詞の内容は、「心をひとつにしようとする人とは結ばれず、ただ同心草のみを編む」と切ない恋心を表現しています。



■ 同心草(トンシムチョ)/ 金聖泰(キム・ソンテ)



韓国のソプラノ歌手 キム・スンヨン (김순영 Soon young Kim 1980-  )の素晴らしい歌唱でお聴き下さい。

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