知られざる名曲 第162回 アリア(Aria)/ ボザ( Bozza)
前回のオーボエに続き、今回も管楽器の登場です。ただ、サックス曲は初めてではないでしょうか。
作曲は、20世紀のフランスの作曲家 ウジェーヌ・ジョゼフ・ボザ(Eugène Joseph Bozza, 1905 - 1991)です。
ボザはイタリア人とフランス人の両親の間に生まれ、幼少期からヴァイオリンを学んだ後、名門パリ音楽院に進みました。作品には5つの交響曲、オペラ、バレエ、および多数の管楽アンサンブル曲があり、1934年には、ラヴェルやベルリオーズも受賞しているローマ大賞(音楽部門)に輝いています。 (その割に知名度は高くありません)
画像 ACワークス(株)
演奏は、クラシック サックス奏者のウォンキ・リー(Wonki Lee)です。
東京に住む韓国人の両親のもとに生まれたリー氏は、13 歳でサックスの勉強を始め、すぐにニューヨーク市に移り、マンハッタン音楽院で研鑽を積み、音楽博士 (DMA) の学位を取得しました。日本を代表するサックス奏者 須川展也氏にも師事しています。
ピアニストのエスター・リム(Esther Lim)氏の感性豊かなピアノが、この曲に詩情を吹き込みました。
■ アリア(Aria)/ ウジェーヌ・ボザ( Bozza)
心地よい柔らかなサックスの音色。ちなみに使用楽器はヤマハ製です。
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