東洋文庫ミュージアムへ行く
東京文京区にある「東洋文庫ミュージアム」に行ってきました。駒込・六義園(りくぎえん)の近くにあります。
東洋文庫とは、アジア全域の歴史と文化を対象とする「東洋学」の専門図書館ならびに研究所です。(1924年設立)
現在の蔵書数は、国宝5点、重文7点を含む貴重書や絵画・地図資料、漢籍、和書、欧文資料、アジア諸言語文献 あわせて100万冊を超えるとのことです。館内はフラッシュを使わなければ写真撮影OK。ミュージアムでは異例の計らいです。
特色あるコレクションとしては、中国関係欧文資料を中心とするモリソン文庫、岩崎久弥旧蔵の和古書コレクションを中心とする岩崎文庫をはじめとして、国内外の研究者・収集家による蔵書群も収蔵されていることです。
まさに人類の叡智がここに集まっているかのようです。
日本一美しいとされる本棚 24000冊のモリソン文庫
この非常にアカデミックな図書館が、2011年に「東洋文庫ミュージアム」として開館し、今年が11年目に当たります。
オリエントホールには、海を越えて世界に渡った日本文学の名作と翻訳が一堂に見られました。
古事記、日本書紀、源氏物語、百人一首、徒然草、おくのほそ道、仮名手本忠臣蔵、芥川龍之介作品集、金閣寺などなど。
会場は多くの見学者でいっぱいでした。
菅家物語(17世紀)のセリフ対比 ↑
今放映中の「鎌倉殿の13人(三谷幸喜脚本)」とは大違いです。
東洋文庫ミュージアム公式サイト
画像 公式サイトより
蔵書を見た後は、このミュージアムの敷地内にある お洒落なレストラン「オリエント・カフェ」で美味しいランチを戴きました。(小岩井農場プロデュース)
シーボルトゆかりの庭園を眺めながら、しばし都会の喧騒を離れて至福の時間でした。
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