知られざる名曲 第149回 映画「時雨の記」より la pioggia / 久石譲
今回は、どなたも良くご存じの 久石譲(ひさいし じょう、Joe Hisaishi、1950 - )の作品です。
久石譲は言うまでもなく、「風の谷のナウシカ」、「天空の城ラピュタ」、「となりのトトロ」、「千と千尋の神隠し」などアニメの音楽で有名ですが、クラシック音楽はもちろん、映画音楽、テレビ音楽、ポップス、CMなどあらゆるジャンルの音楽シーンを手掛けています。
久石譲 Wikipedia
映画『時雨の記』(しぐれのき)は、1977年発表の中里恒子の小説(文藝春秋刊)、それを元にした1998年製作の日本映画。吉永小百合、渡哲也主演、監督澤井信一郎。
久石はこの映画の音楽を担当しました。
あらすじ
大手建設会社の専務・壬生孝之助(渡哲也)は、20年前に心に留めた女性・堀川多江(吉永小百合)に偶然再会し、翌日、鎌倉を訪ねる。夫を亡くし華道教授をしながらひっそりと暮らしてきた多江は、戸惑いながら壬生の少年のようなひたむきさに惹かれてゆく。世俗の価値観を離れて、同じものに響き合える人と残りの人生を生きてみたい、二人で西行や定家のように隠れ住みたいと願う。しかし新しい生活を決意した壬生には病魔が迫っていた。京都嵯峨野で発作を起こした壬生を抱きしめる多江。二人に時雨が降り注いで過ぎてゆく。
古都・鎌倉、紅葉の京都、晩秋の飛鳥路を舞台につつましく揺るぎない大人の愛の物語を描く名作(Wikipediaより一部抜粋)。
■ la pioggia / 久石譲 (映画「時雨の記」より)
■ ご参考
時雨の記 YouTube動画(1分34秒)
その恋はしぐれのように 私の胸に舞いおりました
« 知られざる名曲 第148回 3つのバラード よりクムル(鳩)/ファジル・サイ | トップページ | 知られざる名曲 第150回 天使のミロンガ/ピアソラ(Piazzolla) »
「音楽」カテゴリの記事
- 知られざる名曲 第279回 アドベンチャー スイート / トーマス・バーガーセン(2024.12.12)
- 知られざる名曲 第278回 ノクターン9番 / フィールド (2024.12.03)
- 知られざる名曲 第277回 ラルゴ / ヴェラチーニ(2024.11.29)
- 知られざる名曲 第276回 ラドロー / ジェームズ・ホーナー(2024.11.24)
- 知られざる名曲 第275回 ロマンス (遺作) / スクリャービン(2024.11.22)
「知られざるクラシック名曲の宝庫を開ける」カテゴリの記事
- 知られざる名曲 第279回 アドベンチャー スイート / トーマス・バーガーセン(2024.12.12)
- 知られざる名曲 第278回 ノクターン9番 / フィールド (2024.12.03)
- 知られざる名曲 第277回 ラルゴ / ヴェラチーニ(2024.11.29)
- 知られざる名曲 第276回 ラドロー / ジェームズ・ホーナー(2024.11.24)
- 知られざる名曲 第275回 ロマンス (遺作) / スクリャービン(2024.11.22)