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書の作品

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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

左上の ▶ 再生ボタンを押して下さい。バッハ、イタリア協奏曲が流れます。もう一度押せば止まります。

壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2022年6月の7件の記事

2022年6月27日 (月)

知られざる名曲 第151回 古風な組曲:第1曲 前奏曲 / ラター

151回目の知られざる名曲は、私の好きな作曲家 ラターの美しい作品をご紹介します。

ジョン・ミルフォード・ラター(John Milford Rutter CBE, 1945 - )は、イギリスの作曲家、指揮者です。主に合唱音楽に携わり、長年にわたって国際的に活躍しています。

彼は聖歌隊員だった経験を生かし、1981年にプロの室内合唱団であるケンブリッジシンガーズを結成しました。
彼の合唱作品(ミサ曲)は世界中で広く演奏されており、作品の多くは慰めに満ちてあなたを祝福し、あなたを守ります。

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この「古風な組曲」は、チェンバロ、フルート、弦楽オーケストラのために書かれた、協奏交響曲(1979)です。

合唱作品ではありませんが、フルートの優しい旋律が、ボーイソプラノのように歌います。


■ 古風な組曲:第1曲 前奏曲
(Suite Antique I. Prelude) / ジョン・ラター



演奏は、クリストファー・D・ルイス (チェンバロ)/ジョン・マクムテリー (フルート)/ウェストサイド室内管弦楽団。
澄んだフルートの音色がとても印象的です。

YouTubeにアップしてくれた ‶ナクソス・ジャパン” に感謝です。

次の機会には合唱曲をご紹介いたします。

2022年6月26日 (日)

知られざる名曲 番外編22  愛は面影の中に / イワン・マッコール

前後しましたが、番外編をもう1曲追加します。

英国出身のシンガーソングライターのイワン・マッコール(Ewan MacCol 1915– 1989)の作詞・作曲による「La Prima Volta」です。

日本では、ロバータ・フラックが歌った「愛は面影の中に」で知られています。

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この曲を、同じく英国のテノール歌手 ポール・ポッツ(Paul Potts、1970 - )が歌います。

彼はテレビのオーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』に出て優勝し、一躍世界的なテノール歌手の仲間入りをしました。世界ツアーで来日もしていますからご存じの方も多いと思います。

■ La Prima Volta(愛は面影の中へ)/Ewan MacColl(イワン・マッコール)



この曲はクラシック曲ではありませんが、実にドラマティックでスケールの大きな曲です。
オペラアリアとしても感動的な名曲と言えます。

知られざる名曲の番外編としてアップすることにしました。

ちなみに、動画の劇場はウクライナのキエフ(キーウ)にある国立歌劇場です。
ウクライナ国立歌劇場 公式サイト

2022年6月18日 (土)

知られざる名曲を考察する(15)名曲との出会いが人生を変える

この世は出会いの連続です。

新しい人との出会い。
新しい場所との出会い。
新しい味との出会い。

新しい小説との出会い。
新しい絵画との出会い。

そして、
新しい音楽との出会い。

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中島みゆきの「一期一会」という歌の出だしは、

見たこともない空の色
見たこともない海の色
見たこともない野を超えて
見たこともない人と会う

とありますが、

聴いたこともない音楽との出会いは、とても感動的です。

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画像 ACワークス(株)


おかげさまで、この「知られざるクラシック名曲の宝庫を開ける」シリーズは 150回を迎えることが出来ました。

もし1曲でも、皆様の心の琴線に触れるものがあれば、こんな嬉しいことはありません。

その1曲があなたの人生を変えるからです。

音楽に癒され、勇気をもらい、深い感銘の中で人生の意義を知り、生きる尊さに気づくのです。


これからも「名曲との出会い」の旅を続けて参ります。お引き立てお願いいたします。管理人

 

2022年6月11日 (土)

知られざる名曲 番外編21 地球星歌/ミマス

この「地球星歌」は、音楽ユニット「アクアマリン」の作詞・作曲担当 、キーボード、ギター奏者として活動している ミマス氏 (1971-、神奈川県茅ヶ崎市生まれ)  が作りました(作詞作曲)。音楽は高校生のときに独学で始めたそうです。

そしてこの曲は、富澤裕氏により合唱曲に編曲され、全国の学校や合唱団で歌われていますので、合唱ファンならご存じの方も多いと思います。

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画像 ACワークス(株)

ミマスさんは、奥様との世界一周新婚旅行中にこの曲を書きあげたと言います。

あなたの毎日が 世界を創り
愛する想いが 地球へと広がる

世界の平和を願う気持ちがあふれ、人間愛が無限に広がります。

そう 誰にでも愛する人がいる
誰の心にも 大切な場所がある
さあ その気持ちをむげんに広げて
この星をぜんぶ ふるさとと言おう


■ 地球星歌/ミマス

2022年6月10日 (金)

知られざる名曲 番外編20 Legato - Staccato Movement/ブルーノ・ラコ 

この曲は、イタリア生まれのピアニスト兼作曲家の ブルーノ・ラコ(Bruno Raco 1979- )によって作られました。彼はバーゼル劇場の伴奏者、フリーランサーの作曲家、そして 2013年からは「ローザンヌ国際バレエコンクール」と「北京国際バレエコンクール」のワークショップに参加して音楽教師として活躍しています。

特に彼の作曲したバレエ音楽と、実験的な現代スタイルの作品は国際的に評価されています。

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Bruno Raco https://www.brunoraco.com/?lang=ja


そして、カップの動きは、Daniela Stroppolatini が創りました。詳しいことは分かりませんが、子供の音楽教材として考案されたようです。

カップの動きによって音楽の表情を楽しく表現できる面白い試みです。子供ばかりでなく大人も楽しめそうです。

■ Legato - Staccato Movement(レガート・スタッカート・ムーブメント)/ ブルーノ・ラコ

2022年6月 8日 (水)

知られざる名曲 第150回 天使のミロンガ/ピアソラ(Piazzolla)

当シリーズ150回目の今回は、タンゴの巨匠アストル・ピアソラ(Astor Piazzolla, 1921 - 1992)を取り上げることにしました。昨年が生誕100年に当たった アルゼンチンの作曲家・バンドネオン奏者です。

ピアソラは、伝統的なタンゴを活かしながら、クラシック、ジャズの要素を融合させた独自の演奏形態を生み出し、タンゴの革命児として数々の名曲を生み出しました。

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画像 ACワークス(株)

この曲は、「天使のタンゴ」という劇の付随音楽として書かれた 組曲(3曲)のうちの一つです。
※ 「天使の死」(1962)、「天使のミロンガ」(1965)、「天使の復活」(1965)。

ミロンガは、
タンゴの源流となるリズムで、テンポは速いとされますが、ピアソラは情感を込めて美しく仕上げました。

クラシック・ギター演奏は、イェラン・セルシェル(スウェーデン出身)、チェロ演奏は、ジャン・ワン(中華人民共和国出身)。しっとりとした演奏です。

■  天使のミロンガ (Milonga del ángel) / ピアソラ(Piazzolla)



静かな夜に聴く珠玉の一曲です。

2022年6月 7日 (火)

知られざる名曲 第149回  映画「時雨の記」より la pioggia / 久石譲

今回は、どなたも良くご存じの 久石譲(ひさいし じょう、Joe Hisaishi、1950 -  )の作品です。

久石譲は言うまでもなく、「風の谷のナウシカ」、「天空の城ラピュタ」、「となりのトトロ」、「千と千尋の神隠し」などアニメの音楽で有名ですが、クラシック音楽はもちろん、映画音楽、テレビ音楽、ポップス、CMなどあらゆるジャンルの音楽シーンを手掛けています。
久石譲 Wikipedia

映画『時雨の記』(しぐれのき)は、1977年発表の中里恒子の小説(文藝春秋刊)、それを元にした1998年製作の日本映画。吉永小百合、渡哲也主演、監督澤井信一郎。

久石はこの映画の音楽を担当しました。

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あらすじ

大手建設会社の専務・壬生孝之助(渡哲也)は、20年前に心に留めた女性・堀川多江(吉永小百合)に偶然再会し、翌日、鎌倉を訪ねる。夫を亡くし華道教授をしながらひっそりと暮らしてきた多江は、戸惑いながら壬生の少年のようなひたむきさに惹かれてゆく。世俗の価値観を離れて、同じものに響き合える人と残りの人生を生きてみたい、二人で西行や定家のように隠れ住みたいと願う。しかし新しい生活を決意した壬生には病魔が迫っていた。京都嵯峨野で発作を起こした壬生を抱きしめる多江。二人に時雨が降り注いで過ぎてゆく。

古都・鎌倉、紅葉の京都、晩秋の飛鳥路を舞台につつましく揺るぎない大人の愛の物語を描く名作(Wikipediaより一部抜粋)。


■ la pioggia / 久石譲  (映画「時雨の記」より)



■ ご参考
時雨の記 YouTube動画(1分34秒)

その恋はしぐれのように 私の胸に舞いおりました

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