知られざる名曲 第142回 霧が晴れていく/ ニールセン
北欧デンマークを代表する作曲家 カール・ニールセン(Carl Nielsen 1865 - 1931)の二度目の登場です。
彼は、同い年のシベリウス(北欧フィンランド)に比べると、はるかに知名度は低いものの、交響曲を始めとする多くの作品には、メッセージ性があり、推進力と活力に富み、旋律は豊かな表情を見せます。
ニールセンは、死後30年以上も経ってから、著名な指揮者 レナード・バーンスタインが彼の「交響曲第5番」をニューヨーク・フィルハーモニックと録音したことがきっかけで国際的に評価されるようになりました。
今回は、劇音楽「母」 より「Dimman lättar Op. 41」を取り上げました。珠玉の小品です。
F. ラスムッセン指揮、地元 南デンマークフィルハーモニー交響楽団の演奏ですが、フルートの 自然に溶け込むような優しいメロディが特長です。
■ Dimman lättar (霧が晴れていく)/ カール・ニールセン
晴れていく霧の中で、何が見えたのでしょう。
詩情あふれる曲です。
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