知られざる名曲を考察する(14)名曲の宝庫は何処に
この「知られざるクラシック名曲の宝庫」シリーズを読んだ方から、どうやって「知られざる名曲」を発掘したのか、どうやって「知られざる名曲」を見つけたのか、と言う質問がありました。
これは、クラシック240万曲を配信する「ナクソス・ミュージック・ライブラリー (NML)」の新着タイトルや、YouTube動画サイトで実際に聴いて選んでいます。https://ml.naxos.jp/
選曲するに当たっては、下図のようになります。
1.既存のクラシック曲(調性音楽)の中から一般的に知られていない楽曲を探します。
ひたすらたくさんの曲を聴きます。どうかしたら朝から晩まで。
2.ポピュラー音楽(映画音楽やイージーリスニングなど)の曲であっても、アコースティックな楽器でクラシックスタイルで演奏された曲は候補とします。もちろん、調整音楽で書かれたものに限ります。
3.現代音楽であっても、わずかですが調性音楽で書かれた作品もあります。
以上3点が交わるところに「知られざる名曲」は存在します。
■ ご参考
※調性音楽 = 日常耳にする音楽はほとんどが調性音楽で、長調(12調)と短調(12調)から成り、メロディやハーモニーが存在します。
※無調音楽 = 調性が崩壊して中心音をもたない音楽で不安定、不協和音、半音が多く出現し、リズムも非均衡的です。
※アコースティック楽器 = 電気的に増幅しない楽器(主にオーケストラで使用される楽器)
※クラシックスタイル = 西洋クラシック音楽の伝統的な演奏形式で、オーケストラ、室内楽、ピアノ、声楽など
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