知られざる名曲 第144回 交響曲第5番「宗教改革」第3楽章/メンデルスゾーン
大抵の交響曲は4楽章まであり、演奏時間は30分から、長いものは60分を超えることもあります。
しかし、目まぐるしい現代社会に於いては、長時間の演奏は敬遠される傾向にあります。
「クラシック音楽は長くて退屈」という人は増えています。
例えば、ベートーヴェンの「運命」は、冒頭の部分「ジャジャジャジャーン」は知られていますが、第2楽章や第3楽章はあまり知られていません。「運命」は最後まで聴いてもわずか30分ですが、やはりその時間が惜しいのかも知れませんね。
そこで当「知られざる名曲」では、有名な交響曲の中から「あまり知られていない楽章」を選んでみました。もちろん驚くほど美しい名曲です。
画像 ACワークス(株)
今回は、わずか3分40秒ほどの短い楽章です。曲はメンデルスゾーン(Mendelssohn , 1809 - 1847)の交響曲第5番「宗教改革」です。
この曲の美しい第3楽章はあまり知られていません。
■ 交響曲第5番「宗教改革」第3楽章/メンデルスゾーン
ト短調の美しくも悲しい旋律が第1ヴァイオリンによって奏されますが、メンデルスゾーンの旋律美が心に響くとてもロマンティックな音楽です。
そして切れ目なく第4楽章へ続いているので、序奏または間奏曲ともいえる楽章です。ほとんど単独で演奏されることは無いようです。
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