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書の作品

  • Img_20190628_0001_new
    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

左上の ▶ 再生ボタンを押して下さい。バッハ、イタリア協奏曲が流れます。もう一度押せば止まります。

壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2022年5月の14件の記事

2022年5月30日 (月)

知られざる名曲 第148回 3つのバラード よりクムル(鳩)/ファジル・サイ

この曲を作ったのは、トルコ出身の作曲家 ファジル・サイ ( Fazıl Say 1970 - )です。
日本でも良く知られたピアニストで、度々来日して観客を沸かせました。テレビ出演も果たしています。

彼はトルコのアンカラ国立音楽学院でピアノと作曲を学び、その後シューマン音楽院に留学。さらに1992年からはベルリン音楽院で学びました。正統的なクラシックジャンルの音楽家ですが、卓越した才能の持ち主として絶賛され、「天才」「鬼才」と評されました。

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画像 ACワークス(株)

華麗で超人的なピアノテクニックで、世界中の主要オーケストラと共演するなど、演奏家として活躍する一方、作曲家としてもピアノ作品、室内楽、オーケストラ曲など多彩な才能を発揮しました。

今回は、作曲家としての彼の作品をご紹介します。

タイトルの「Kumru(トルコ語)」は、「鳩」の意味ですが、現地では女の子の名前でもよく使われているとのことです。

■ 3つのバラードOp.12 No.2 Kumru (クムル = 鳩)/ファジル・サイ



演奏は、ファジル・サイ - Fazıl Say (ピアノ)、カザル四重奏団 - Casal Quartet によるピアノ五重奏です。

中世イスラムの恋愛古典文学を題材に作曲されたとされますが、何とも愛らしい小品です。

2022年5月26日 (木)

知られざる名曲 第147回 irreplaceable/チャド・ローソン

曲名の「irreplaceable」は、Googleで直訳すると「かけがえのない」と表示されます。

この YouTube動画の説明には「深呼吸をして、あなたの人生でかけがえのないものに感謝してください。あなたの心の中にいつもいる人、あなたがゆっくり時間を過ごすことができる場所、そしていつも笑顔になれる最も大切な思い出」と書いてあります。

作曲家 チャド・ローソン(Chad Lawson 1975- 米国)は Wikipediaによると、ある意味スピリチュアルな作曲家です。

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画像 ACワークス(株)

彼は、不安や自殺などのメンタルヘルスの問題に取り組みながら、呼吸と瞑想のテクニックをリスナーに案内して、現代生活のストレスからの脱却を目指すと同時に、思考を処理するために前向きで建設的な方法を提供することを自己の目的としているというのです。

彼の音楽、経験、瞑想のテクニックを組み合わせることで、ローソンはメンタルヘルスと感情的な幸福への情熱をさらに多くの聴衆にもたらすことができます。チャド・ローソン自身のピアノで究極のメンタルヘルスを感じてみては如何でしょう。


■ irreplaceable/チャド・ローソン



この音楽を聴きながら、あなたの人生で最もかけがえのないものに感謝して下さい。

2022年5月24日 (火)

知られざる名曲 第146回 ポロネーズ「フサリア」/デプスキ

今回は、ポーランドの作曲家で、クラシックから映画音楽まで手掛ける クシェシミル・デプスキ (Krzesimir Dębski 1953 - )にスポットを当てました。この作曲家、あまり名前は知られておりません。

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曲は ポロネーズ「フサリア」"Polonez Husarii" です。「フサリア」とは、16~18世紀にポーランドで活躍した騎兵隊を指します。

騎兵隊「フサリア」は頭に羽を付け、装飾性のある鎧(よろい)を付けていました。ポーランドの人たちは「フサリア」を英雄として讃えていたと言います。

ポロネーズと言えば、ショパンの英雄ポロネーズや軍隊ポロネーズを思い浮かべますが、この曲も勇壮で堂々としています。


■ ポロネーズ「フサリア」/クシェシミル・デプスキ (Dębski)



指揮は、ウクライナ出身の ハーマン・マカレンコ(Herman Makarenko)。オーケストラはキーウクラシックオーケストラ (Kyiv-Classic" Orchestra)です。公式サイトhttps://www.kyivclassic.com/

ウクライナは音楽どころではないでしょう。コンサートホールや歌劇場は大丈夫でしょうか。
一日も早い戦争の終結を願わずにはいられません。

2022年5月23日 (月)

知られざる名曲 第145回 水の上で歌う(アルペジョーネ版)/シューベルト

Mitten im Schimmer der spiegelnden Wellen
Gleitet、wieSchwäne、der wankende Kahn;

Ach、auf der Freude sanftschimmernden Wellen
Gleitet die Seele dahin wie der Kahn;

きらめく波のかすかな光の中を
白鳥のように揺れる小舟がすべって行く

ああ、優しくきらめく波の喜びにのって
この魂も小舟のようにすべって行く


シューベルト(Schubert 1797– 1828 ドイツ)が作曲した歌曲「水の上で歌う Auf dem Wasser zu singen」の歌詞の一部です。
作詞:シュトルベルク(Stolberg 1750–1819 ドイツの詩人でゲーテとも交流があったとされる)

もう30年近く前ですが、買い求めたCD「心の四季~功芳の女声合唱」の中に入っていたこの曲を聴いて、私はシューベルトのこの歌曲が大好きになりました。宇野功芳氏の瑞々しい感性とシューベルトの美しい旋律が忘れられません。(演奏:宇野功芳 指揮/日本女声合唱団)

声楽ファンならご存じのこの歌曲を、今回はアルペジョーネ(arpeggione)という楽器の演奏でお聴きいただこうと思います。

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画像 Wikipediaより

※アルペジョーネは、ウィーンのギター製造者ヨハン・シュタウファーにより発明された弦楽器で弓で演奏します。チェロを小ぶりにしたような形ですが、弦は6本ありギターの要素もあります。このため「ギター・チェロ」という別名でも呼ばれましたが、外見はバロック時代のヴィオラ・ダ・ガンバに似ています。(一部Wikipediaより)
尚、シューベルトの作曲した「アルぺジョーネソナタ」は有名。


■ 水の上で歌う D774 作品72 (アルペジョーネ版)/シューベルト



水の上で歌う~夕暮れの舟遊び

ピアノの表す水面のきらめきの上を、甘い音色のアルペジョーネが情感豊かに歌います。

アルペジョーネ演奏は、アンヌ・ガスティネル - Anne Gastinel(仏) 、ピアノは クレール・デゼール - Claire Désert(仏) 。

2022年5月20日 (金)

令和「御朱印の旅」その12 龍吟山 天猷寺

関ケ原の合戦後の1616年、馬場昌次公によって創建された 臨済宗 妙心寺派「龍吟山 天猷寺(てんにゅうじ)」へ行ってきました。
御本尊は釈迦如来、美濃瑞浪三十三霊場3番札所となっています。

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天猷寺の「天」は、仏天の「天」であり、「猷」は、道であって仏の道を説く寺である。「猷」は「ゆう」と読むが、云いやすいように「にゅう」と通称されている。(お寺のパンフレットより)

まるで水彩画のような御朱印、また水墨画タッチの御朱印ですが、書かれた言葉も俳句や短歌のように流麗で美しいものです。

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副ご住職に書いていただいた見開きの御朱印

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ご住職が書かれた取り置きの御朱印

お寺の裏手には、日本三大奉行(江戸町奉行、長崎奉行、京都町奉行)を務めた旗本馬場氏の歴代の「巨石墓」がありました。


帰りに、中央アルプスが一望できるカフェー清涯荘 」に立ち寄りました。
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2022年5月18日 (水)

知られざる名曲 第144回 交響曲第5番「宗教改革」第3楽章/メンデルスゾーン

大抵の交響曲は4楽章まであり、演奏時間は30分から、長いものは60分を超えることもあります。

しかし、目まぐるしい現代社会に於いては、長時間の演奏は敬遠される傾向にあります。
「クラシック音楽は長くて退屈」という人は増えています。

例えば、ベートーヴェンの「運命」は、冒頭の部分「ジャジャジャジャーン」は知られていますが、第2楽章や第3楽章はあまり知られていません。「運命」は最後まで聴いてもわずか30分ですが、やはりその時間が惜しいのかも知れませんね。

そこで当「知られざる名曲」では、有名な交響曲の中から「あまり知られていない楽章」を選んでみました。もちろん驚くほど美しい名曲です。

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画像 ACワークス(株)

今回は、わずか3分40秒ほどの短い楽章です。曲はメンデルスゾーン(Mendelssohn , 1809 - 1847)の交響曲第5番「宗教改革」です。
この曲の美しい第3楽章はあまり知られていません。

■ 交響曲第5番「宗教改革」第3楽章/メンデルスゾーン



ト短調の美しくも悲しい旋律が第1ヴァイオリンによって奏されますが、メンデルスゾーンの旋律美が心に響くとてもロマンティックな音楽です。

そして切れ目なく第4楽章へ続いているので、序奏または間奏曲ともいえる楽章です。ほとんど単独で演奏されることは無いようです。

2022年5月14日 (土)

知られざる名曲 第143回  Mado Kara Mieru(窓から見える)/Christopher Tin(クリストファー・ティン)

日本人にはどこか懐かしく、それでいて音楽は新鮮で刺激的。

聴いていて不思議な感覚に襲われました。

作ったのは中国系アメリカ人作曲家 クリストファー・ティン(Christopher Tin 1976年- )。

主な作品はオーケストラと合唱曲であり、多くの場合、ワールドミュージックの影響を受けています。彼はクラシックなクロスオーバーアルバム「CallingAll Dawns」で、2つのグラミー賞を受賞しています。(一部Wikipediaより)

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画像(曲とは関係ありません) 明月院 鎌倉わかみや写真部より

 
窓から見える
輝く梅一輪
一輪ほどの
その暖かさ
 
窓から見える
まぶしい目には青葉
山ホトトギス
ああ初鰹
・・・

これ(青字)は俳句です。日本語が実に美しい。4人の俳人は、服部 嵐雪 、正岡 子規、 加賀 千代女、 山口 素堂です。

演奏は、ロサンゼルスの エンジェルシティ合唱団(構成160人)。指揮は、創設者兼芸術監督のスーフィンクです。

4人の歌手は、それぞれが子供「春」、大人「夏」、そして年配者「秋」を表しており、そして合唱が「冬」、最後に子供が再度「春」を歌い、人生のサイクルと輪廻転生を表しています。


■ Mado Kara Mieru(窓から見える)/Christopher Tin(クリストファー・ティン)



人生は出会いの連続ですが、知らなかった音楽との出会いもまた人生に彩りを添えてくれます。

窓から見える彩り豊かな人生に感謝です。

2022年5月13日 (金)

知られざる名曲 第142回  霧が晴れていく/ ニールセン

北欧デンマークを代表する作曲家 カール・ニールセン(Carl Nielsen 1865 - 1931)の二度目の登場です。

彼は、同い年のシベリウス(北欧フィンランド)に比べると、はるかに知名度は低いものの、交響曲を始めとする多くの作品には、メッセージ性があり、推進力と活力に富み、旋律は豊かな表情を見せます。

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ニールセンは、死後30年以上も経ってから、著名な指揮者 レナード・バーンスタインが彼の「交響曲第5番」をニューヨーク・フィルハーモニックと録音したことがきっかけで国際的に評価されるようになりました。

今回は、劇音楽「母」 より「Dimman lättar Op. 41」を取り上げました。珠玉の小品です。

F. ラスムッセン指揮、地元 南デンマークフィルハーモニー交響楽団の演奏ですが、フルートの 自然に溶け込むような優しいメロディが特長です。


■ Dimman lättar (霧が晴れていく)/ カール・ニールセン



晴れていく霧の中で、何が見えたのでしょう。

詩情あふれる曲です。

2022年5月11日 (水)

知られざる名曲 第141回 シャコンヌ / ヴィターリ 

シャコンヌと言えば、バッハの「シャコンヌ」が一番有名です。
※正確には、バッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番BWV. 1004」の 終曲「シャコンヌ」

今回登場するヴィターリ(Tomaso Antonio Vitali、1663- 1745 伊)のシャコンヌは、バッハと並び有名な曲ですが、演奏機会も少なく、意外と知られていないのは残念です。

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しかし一方で、このシャコンヌはバロック期の作品にもかかわらず、ロマン派のような表情豊かな音楽に溢れており、もしかしたら偽作ではないかという説もあります。

真偽のほどは定かでありませんが、
それほどヴィターリのシャコンヌは魅力に満ちた名品と言わねばなりません。


■ シャコンヌ(chaconne)/ ヴィターリ(vitali)



演奏は、フィラデルフィア出身の韓国系アメリカ人 サラ・チャンさん。
演奏はもちろん、美しい映像も魅力です。


2022年5月 9日 (月)

知られざる名曲を考察する(14)名曲の宝庫は何処に

この「知られざるクラシック名曲の宝庫」シリーズを読んだ方から、どうやって「知られざる名曲」を発掘したのか、どうやって「知られざる名曲」を見つけたのか、と言う質問がありました。

これは、クラシック240万曲を配信する「ナクソス・ミュージック・ライブラリー (NML)」の新着タイトルや、YouTube動画サイトで実際に聴いて選んでいます。https://ml.naxos.jp/

選曲するに当たっては、下図のようになります。

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クリックで拡大

1.既存のクラシック曲(調性音楽)の中から一般的に知られていない楽曲を探します。
ひたすらたくさんの曲を聴きます。どうかしたら朝から晩まで。

2.ポピュラー音楽(映画音楽やイージーリスニングなど)の曲であっても、アコースティックな楽器でクラシックスタイルで演奏された曲は候補とします。もちろん、調整音楽で書かれたものに限ります。

3.現代音楽であっても、わずかですが調性音楽で書かれた作品もあります。

以上3点が交わるところに「知られざる名曲」は存在します。

    

■ ご参考

※調性音楽 = 日常耳にする音楽はほとんどが調性音楽で、長調(12調)と短調(12調)から成り、メロディやハーモニーが存在します。

※無調音楽 = 調性が崩壊して中心音をもたない音楽で不安定、不協和音、半音が多く出現し、リズムも非均衡的です。  

※アコースティック楽器 = 電気的に増幅しない楽器(主にオーケストラで使用される楽器)

※クラシックスタイル = 西洋クラシック音楽の伝統的な演奏形式で、オーケストラ、室内楽、ピアノ、声楽など

2022年5月 7日 (土)

知られざる名曲 番外編19 Bittersweet(ほろ苦い)/Apocalyptica (アポカリプティカ)

アポカリプティカは、1993年にシベリウス音楽院(フィンランド)で出会ったチェロ奏者4人が結成した ヘヴィメタルバンドです。

彼らの好きなアメリカ合衆国出身のヘヴィメタル・バンド「メタリカ」のカバーをチェロで演奏するバンドとして人気を博しました。

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画像 YouTubeより

ヘヴィメタルと聞くと、伝統的なクラシック音楽とは対極にある音楽のようですが、この曲は決してそうではありません。

そもそも音楽にジャンルという壁を作ることに意味はあるのでしょうか。この曲を聴くと誰しもそう感じるでしょう。


■ Bittersweet(直訳=ほろ苦い)/Apocalyptica (アポカリプティカ)



彼らの卒業したシベリウス音楽院は、学費が無料(すべて国費)なことで有名です。もちろん外国人にも開かれており、日本人留学生もいるそうです。

ドイツも全て国立なので学費はほとんど掛からないと聞きます。ヨーロッパの音大は学費の負担が少なく、世界中から優秀な人材が集まるようです。

日本の音大は私立が多くとても真似ができません。また国公立の音大であっても学費は安くないのが現状です。

2022年5月 5日 (木)

知られざる名曲 番外編18 悲愴ソナタ / ベートーヴェン・ウイルス

20%の視聴率を記録した韓国ドラマ「ベートーヴェン・ウイルス(2008年)全18回」。

音楽に挫折した人たちと、世渡りの下手な指揮者が生み出す奇跡をコメディ・タッチで描いたドラマです。日本でもテレビ東京、フジテレビなどで放映されました。

今回の番外編では、GAIA弦楽合奏団(GAIA 女子弦樂團/台湾のユニット)による演奏で、ベートーヴェンのピアノソナタ第8番「悲愴」の3楽章を聴いてみようと思います。

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DVD BOX画像より


■ 悲愴ソナタ 
(
ダイアナ・ボンチェバ 編曲)/ 韓国ドラマ「ベートーヴェン・ウイルス」より



アレンジの妙、スタイリッシュな演奏。

現代に蘇ったベートーヴェン・ウイルスの斬新な音楽。
コロナウイルスも吹き飛んでいくことでしょう。

2022年5月 4日 (水)

知られざる名曲 第140回 Into the past/ angelo vullo

偶然見つけたYouTube動画。どうやら angelo vullo(直訳=アンジェロ・ヴッロ)という作曲家の、Into the past(直訳=過去へ)という曲のようです。

安らぎと癒しの音楽です。今までに聴いたことのない感銘を受けましたので、当知られざる名曲シリーズの第140回に加えることにしました。

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angelo vullo

angelo vullo氏は、自身の YouTube動画の登録者が5万人を超える人気の作曲家(兼編曲家)ですが、不思議なことに経歴は不明です。メールの登録地は、ドイツでしたがやはり詳細は不明でした。

したがって今回は、作曲家についても作品についても解説はございません。音楽が全てです。


■ Into the past(直訳=過去へ)/ angelo vullo(直訳=アンジェロ・ヴッロ)



過去へとさかのぼる男の胸に去来する思いとは・・・

2022年5月 1日 (日)

知られざる名曲 第139回 糸をつむぐグレートヒェン / シューベルト

クラシックの原曲をアレンジすることで全く印象の変わった楽曲になります。

この「糸をつむぐグレートヒェン Gretchen am Spinnrade 」も、元は声楽曲(ソプラノ)としてシューベルト(Schubert  - 1828)が作曲したものです。(ゲーテ詩)

今回は、チェロとオーケストラによる演奏でお聴き下さい。

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画像 ACワークス(株)

オーケストラ編曲: マックス・レーガー(Max Reger 1873~1916)
チェロパート編曲: カミーユ・トマ(Camille Thomas 1988 - )

演奏は、カミーユ・トマ(チェロ)、ブリュッセルフィルハーモニー管弦楽団。
尚、映像の後半はドローンによる撮影です。

■ 糸をつむぐグレートヒェン / シューベルト



この曲は、声楽ファンならご存じの方もあると思います。

それでも カミーユ・トマのチェロで聴くと、その成熟した音楽性に圧倒されてしまうでしょう。

彼女の情念が曲の本質に迫ります。

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