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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2022年4月 3日 (日)

知られざる名曲 第132回 ピアノ三重奏「Soir(夜)」/ ボニス

今回はフランスの女性作曲家 Mel Bonis (メラニー・ボニス 1858-1937)の ピアノ三重奏曲 Soir-Matin, Op. 76 より 「Soir(夜). Andante cantabile」を選曲しました。

メラニー・ボニス、初めて名前を聞く方も多いと思います。

忘れ去られていた 作曲家メラニー・ボニス ですが、近年再評価され、その美しい音楽が YouTube でも視聴できるようになりました。

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画像 ACワークス(株)

彼女は数奇な運命をたどった作曲家です。

親から勧められた結婚生活は3人の子供に恵まれたものの、夫は音楽に全く興味がなく、ボニスは家事と育児に追われる毎日でした。

その頃ボニスは、かつてのパリ音楽院時代の恋人 エティシュ と再会します。

二人は愛し合い、遂にボニスはエティシュの間にマデレーヌという女の子を出産します。

マデレーヌは隠し子としてエティシュによって育てられましたが、マデレーヌが、ボニスの長男 エドゥアールと恋に落ちるという事件が起こります。

異父兄妹の道ならぬ恋、ボニスはマデレーヌに出生の秘密を打ち明けます。

マデレーヌは大きな心の傷を抱えながら、それでも母娘の親密な関係は生涯に渡って続き、寡婦となっていたボニスとマデレーヌはマデレーヌが結婚するまで共に暮らしました。

晩年のボニスは芸術家として募る孤独と病気に脅かされながらも、いっそう作曲に励んだといいます。(一部Wikipediaより)


■ ピアノ三重奏曲 Soir-Matin, Op. 76 より 「Soir(夜). Andante cantabile」/メラニー・ボニス



作曲家 ボニスの波乱に富んだ生涯を全く感じさせない穏やかな音楽。

彼女は作曲に没頭することで心のやすらぎを得ていたのだと思います。

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