知られざる名曲 第122回 シェルタリング・スカイ/ 坂本 龍一
坂本 龍一(さかもと りゅういち、 Ryūichi Sakamoto、1952 - )は、日本の作曲家であり、ミュージシャン、音楽プロデューサーとしても有名です。
今回は、その坂本龍一の作品から、1990年公開のイギリスの映画「シェルタリング・スカイ(The Sheltering Sky)」のテーマ曲を選びました。
誰もが良く知っている坂本龍一ですが、Wikipediaによると彼の音楽人生の出発点はクラシック音楽だったようです。
通っていた幼稚園が「全員ピアノを習う」所だったため、3歳からピアノを習い始める。自由学園幼児生活団に準じた世田谷幼児生活団において作った「うさぎのうた」が最初の作曲。10歳で東京芸術大学教授の松本民之助に師事し作曲を学び始める。なお、作曲を勉強し始めて最初に興味を持った作曲家はストラヴィンスキーであった。この頃は特にピアノが好きではなく、むしろ苦痛だったという。しかし14歳の頃は「自分はドビュッシーの生まれ変わりだ」と半分信じていて、サインの練習までしていた。人生で最も影響を受けた音楽家も、ドビュッシーとバッハである。1974年東京芸術大学音楽学部作曲科を卒業、同大学院音響研究科修士課程に進む。1976年修了。(Wikipedia)
映画「シェルタリング・スカイ」は、アカデミー賞9部門に輝いた「ラストエンペラー」のスタッフが再び集結し、サハラ砂漠を舞台に描いたヒューマンドラマ。原作は、アメリカ人作家ポール・ボウルズのベストセラー小説。
1947年、ポートとキットは冷えた夫婦関係を見つめ直すため、ニューヨークから北アフリカに降り立つ。しかし、現地についた早々夫は女を買い、妻は同行するジャックとベッドを共にする。(映画.comより)
■ シェルタリング・スカイ/ 坂本 龍一
映画の中で原作者のポール・ボウルズ(Paul Frederic Bowles) 自身がナレーションで次のように語っています。
The sky hides the night behind it, and shelters the people beneath from the horror that lies above.
空はその背後に夜を隠している。そして、空の下で暮らす人々を夜の恐怖から護っている(訳)と。
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