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書の作品

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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

左上の ▶ 再生ボタンを押して下さい。バッハ、イタリア協奏曲が流れます。もう一度押せば止まります。

壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2022年2月の11件の記事

2022年2月28日 (月)

知られざる名曲 第128回 鶴 (Журавли) / ヤン・フレンケリ

ロシアがウクライナに侵攻し戦争が始まりました。戦争は言うまでもなく兵士と市民が犠牲になります。
アメリカがイラク(2003)やアフガニスタン(2001)に侵攻した時も、たくさんの人命が奪われました。

今回は美しくも悲しいロシアの愛唱歌 「鶴(邦題)」を聴いて、平和への思いを新たにしたいと思います。

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画像 ACワークス(株)

この曲は、ウクライナ(キエフ出身)の音楽家 フレンケリ(1920-1989) が作曲しました。

そして歌詞は、ソビエトの詩人 ガムザートフが広島の原水禁大会に参加した際、被爆者 佐々木禎子の千羽鶴の話に感銘を受け、戦争で亡くなった人々を追悼する意味で作りました。

“あなたはきっと空を飛ぶ鶴となって生きている、美しい鶴の群れの中に・・・そして私を待っている”


■ 鶴 (Журавли) / ヤン・フレンケリ

 

「鶴」
 作詞:ガムザートフ (ナウム・グレブニェフ ロシア語訳) /日本語訳詞:中村五郎
 ※ロシア語訳詞は フェオクチーストフとの表記もありますが、当記事はWikipediaを参照にしました。

1.空とぶ鶴の群れの中に
 あなたはきっといる
 きっと このわたしを待っている
 激しい戦いの日も 空に群れてとぶ
 美しい鶴の群れ あなたはそこにいる
 ルルル・・・

2.いくさにいのち捨てても
 死んではいない
 あなたはきっといる きっと生きている
 このわたしを待っている
 激しい戦いの日も 空に群れてとぶ
 美しい鶴の群れ あなたはそこにいる
 ラララ・・・


素晴らしい歌唱は、スビトラナ・ロボダ(SvitlanaSerhiivna Loboda)さん。ウクライナの歌手兼作曲家です。 

この歌は愛唱歌であり反戦歌でもあります。またロシア民謡として、日本でもダークダックスなどのコーラスグループで歌われました。少し年配の方ならお聞きになったことがあるかも知れません。

一日も早い戦争の終結を祈りながら聴きたいと思います。

桜の便りが涙を誘う

早いもので明日から3月、だいぶ日差しが春めいてきました。

西郷輝彦さん(2月20日逝去)が亡くなって8日。そう言えば石原慎太郎さんも2月でした。

昨年は瀬戸内寂聴さんや田村正和さんも亡くなりました。渡哲也さんはその前年でしたか・・

どうしても亡くなった人を想うと、桜の花が重なります。

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画像 ACワークス(株)


あるサイトに、西郷輝彦さんの「桜花のとき」という歌がありました。

あまり聞かない歌謡曲のジャンルですが、とても心に染み入ります。


■ 桜花のとき  西郷輝彦 
(リンク切れはご容赦下さい)



作詞は「四季の歌」で有名な荒木とよひさ氏、作曲は「さそり座の女」など数々のヒットを作った中川博之氏。

中川氏は太平洋戦争中、戦火を逃れ朝鮮北部に疎開し、終戦後数ヶ月に及ぶ逃避行を経て京城に戻り、収容所で徴兵から復員して来た父と劇的な再開を果たしましたが、翌日(急性肺炎で)母が死亡、1946年、母の遺骨を抱き、引揚船で日本に帰国したという壮絶な経験の持ち主。(Wikipedia参照)

今回は、桜の花に人生を投影してみました。

西郷輝彦さんのご冥福をお祈りいたします。

■ ご参照 当ブログ記事 いとしき蜃気楼 さくらと重ねた死生観

2022年2月23日 (水)

知られざる名曲 第127回 ピアノ三重奏 op.15「アンダンテ」/ ル・ボー

何故かクラシック音楽の作曲家は男性ばかりです。バッハ、ベートーヴェン、ショパン・・・。

残念ながら女性のクラシック作曲家の名前が言える人は少ないでしょう。そんな希少価値ともいえる女性作曲家を発掘するのが当シリーズの得意とするところです。

今までも、アッラ・パブロヴァAlla Pavlova 1952-)、エヴァンシア・レブツィカ(Evanthia Reboutsika 1958- )、エレニ・カラインドロウ(Eleni Karaindrou、1941-)などをご紹介してきました。日本では無名の作曲家です。

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画像 ACワークス(株)

今回は年代をさかのぼり、ブラームス、チャイコフスキー、ドヴォルザークなどの後期ロマン派時代に生きたドイツの女性作曲家 ルイーゼ・アドルファ・ル・ボー(Luise Adolpha Le Beau, 1850 – 1927)に焦点を当てることにしました。

ルイーゼ・アドルファ・ル・ボー Wikipedia


■ ピアノ三重奏 ニ短調 op.15 第2楽章「アンダンテ」/ ル・ボー



落ち着いた色彩の音楽です。ホッとするような安心感に包まれます。

この音楽は下手な精神安定剤より効きそうです。

ドコモの新技術が音楽の世界を変えるのか

テクノロジーの進歩は止まるところを知りません。

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先ずはこの最新動画をご覧下さい↓ 。

■ docomo CM 「あなたと世界を変えていく。」 人間拡張篇(30秒)

ショパンの「英雄ポロネーズ」を華麗に弾く女優の 綾瀬はるか さん。どう見ても本当に弾いているように見えます。
実際、綾瀬さんの指が自動的に動いているのは事実です。

これは、ドコモが開発中の「人間拡張」という新しいテクノロジーだそうです。

「人間拡張」とは、人間の動きや感覚を、他の「人」や「ロボット」にシンクロさせる技術で、例えばプロのピアニストの指の動きを、全く別の誰かにシンクロ(同期)させることも可能になるのだそうです。

プロのピアニストが長年かかって習得したスキルを、ネットワークを通して、全くピアノが弾けない人に「ダウンロード」することが近い将来実現するのでしょうか。

その技術をもう少し詳しく解説した動画です↓ 。

■「あなたと世界を変えていく。」 人間拡張技術解説篇(1分28秒)




そして、以前ソニーが開発中の「音楽表現を拡張するシステム」の動画を見ましたが、やはりプロのピアニストが特殊なグローブをはめて演奏すると、別の人に同じ動きを伝えることが出来るというものでした。

■ Sony テクノロジーが人間の音楽表現を拡張する(6分22秒)



「指が勝手に動く!」

「もしもピアノが弾けたなら」ではなく「もしもピアノが弾きこなせたら」の時代が来たら、音楽の世界はどうなるのでしょうか?

すなわち、1曲だけを必死に練習して弾けるようになる、とは訳が違うのです。

どんな曲でも、ダウンロードして弾きこなせる時代が来るのです。ピアノを習わなくても弾きこなせる時代が来るのです。

歓迎すべきことですが、あなたは信じられますか?

2022年2月21日 (月)

知られざる名曲 第126回 ポリャネツキー家より / キラール

ポーランドの作曲家 ヴォイチェフ・キラールの4度目の登場です。この人の音楽は本当にきれいです。

曲は、ポーランドのテレビ番組「ポリャネツキー家」の挿入曲です(1978年制作)。
※「ポリャネツキー家」の原作は、ノーベル文学賞作家 ヘンリク ・シェンキェヴィチ氏です。

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ヴォイチェフ・キラール       ヘンリク ・シェンキェヴィチ (画像出典 共にWikipedia)

マクシム・ジェミンスキ (Maksym Rzemiński) のピアノと弦楽器による演奏でお聴き下さい。


■ ポリャネツキー家より / ヴォイチェフ・キラール (Wojciech Kilar 1932-2013)




■ キラール アンコール

知られざる名曲 第104回 Tredowata(ハンセン病)ワルツ/キラール

知られざる名曲 第105回 映画「Smuga cienia」 /キラール

知られざる名曲 第106回 ポロネーズ /キラール

2022年2月19日 (土)

令和「御朱印の旅」その10 竹島弁天

三河湾国定公園の竹島に行ってきました。竹島は眺望が良いことから鉄道唱歌にも歌われています。

「八百富神社」は、その竹島の中心に鎮座する由緒あるお社(やしろ)です。創建は1181年、全部で五つのお社から成っています。

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海の上に掛かる長い歩道の先に竹島があります。
橋の上は強風で飛ばされそうでした。

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この鳥居をくぐると急な階段が続きます。
健脚なら大丈夫ですが高齢者にはきついです。


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やっとたどり着いた八百富神社。
祝詞を奏上して参りました。

御朱印は2種類
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八大竜神社は、雨ごいに霊験著しき神様として遠近に知られています。


今回は、いかにも縁起の良さそうな「八百富神社」に参拝して、帰りに近くのクラシックホテルでお茶を飲んで帰路につきました。
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2022年2月14日 (月)

知られざる名曲 第125回 サラバンド/アルカンジェロ・コレッリ

アルカンジェロ・コレッリ(又はコレルリ ) はイタリアの作曲家、ヴァイオリニストです。

コレッリはバロック期を代表する作曲家として名声を博し、後にバッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディなどにも影響を与えました。

さらに、近代ではラフマニノフが「コレッリの主題による変奏曲」を作曲しており、音楽史に重要な足跡を残しています。

しかし作品数が極端に少なく、ヴァイオリン・ソナタ 『ラ・フォリア』、合奏協奏曲集の 『クリスマス協奏曲』が知られている以外は、聴く機会の少ない作曲家でもあります。

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画像 ボローニャ石造りのアーケード ACワークス(株)


今回は、ソナタニ短調 作品5 No.7「サラバンド」(Sarabande in D minor Op. 5, No. 7) を、弦楽演奏で心静かにお聴きいただきたいと思います。虚飾を廃した美しい曲です。


■ サラバンド/アルカンジェロ・コレッリ
(Arcangelo Corelli, 1653 - 1713)



この絵画は、レンブラントの「瞑想する哲学者」(ルーブル美術館蔵)です。Wikipedia

柔らかい日差しを浴びて窓際に座った「瞑想する哲学者」。画面右の炉に火をくべる老婆(妻らしき女性)。二人の間には螺旋階段が描かれております。

※3番目の人物、つまり螺旋階段の上にいる女性は、18世紀と19世紀に刻まれた絵画の複製で見ることができますが、現在の状態ではほとんど見えません。

この油絵を見ながらこの曲を聴くと、相乗効果でしょうか、音楽も絵画もより深く鑑賞できるのです。

2022年2月11日 (金)

知られざる名曲 第124回 二つの心/ペドロ・サルガド

今回は、日本ではかなりマイナーなブラジルの作曲家 ペドロ・サルガド( Pedro Salgado 1890- 1973)にスポットを当てました。

サルガドは1歳の時に父親を亡くし、母親に連れられて家族はアパレシダの街に引っ越しましたが、その街は宗教音楽が盛んでした。
彼は音楽グループに入り、早くも6歳から音楽の勉強を始めました。

そして10歳の時、彼は近所の男子グループを率いて音楽バンドを作り、15歳で記譜法を学び、さらにトロンボーンを演奏しました。

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サルガドは、ワルツ、行進曲、マズルカ、ポルカなどを多くの作品を残しましたが、最も有名な曲が今回ご紹介する「二つの心(Dois Corações)」です。


■ 二つの心/ペドロ・サルガド



ついウキウキしてしまうような軽快な曲です。

行進曲風ですが、流れるようなメロディラインが特長です。

2022年2月 6日 (日)

知られざる名曲 第123回 ロマンス「仮面舞踏会より」/ハチャトゥリアン

ハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」と言えば、あの浅田真央さんのフィギアスケートで一躍有名になった曲です。

作曲家アラム・ハチャトゥリアン(1903 - 1978)は、旧ソビエト連邦時代のグルジア出身のアルメニア人です。当シリーズは2回目の登場。

彼は、1941年に劇音楽「仮面舞踏会(全14曲)」を作曲しましたが、そのうち5曲を選んで管弦楽のための「組曲」に再編成(1944)しました。

組曲「仮面舞踏会」
I ワルツ、II ノクターン、III マズルカ、IV ロマンス、V ギャロップ

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その中の1曲が、浅田真央さんがフリープログラムで使用した「仮面舞踏会」の “ワルツ” です。

そして今回ご紹介する曲が、同じ組曲の "ロマンス”です。

 

■ ロマンス「仮面舞踏会より」/ハチャトゥリアン



音楽はもちろん素晴らしいのですが、この動画「ドリームウォーカー」があまりにファンタジックで素敵なので、動画(映像作品)を作った監督:アレクサンドラ・クラフツォヴァ氏はじめスタッフに感謝したいと思いました。

お子様の見える方は、是非この動画を見せてあげて下さい。

2022年2月 3日 (木)

知られざる名曲 第122回 シェルタリング・スカイ/ 坂本 龍一

坂本 龍一(さかもと りゅういち、 Ryūichi Sakamoto、1952 -  )は、日本の作曲家であり、ミュージシャン、音楽プロデューサーとしても有名です。

今回は、その坂本龍一の作品から、1990年公開のイギリスの映画「シェルタリング・スカイ(The Sheltering Sky)」のテーマ曲を選びました。

誰もが良く知っている坂本龍一ですが、Wikipediaによると彼の音楽人生の出発点はクラシック音楽だったようです。

通っていた幼稚園が「全員ピアノを習う」所だったため、3歳からピアノを習い始める。自由学園幼児生活団に準じた世田谷幼児生活団において作った「うさぎのうた」が最初の作曲。10歳で東京芸術大学教授の松本民之助に師事し作曲を学び始める。なお、作曲を勉強し始めて最初に興味を持った作曲家はストラヴィンスキーであった。この頃は特にピアノが好きではなく、むしろ苦痛だったという。しかし14歳の頃は「自分はドビュッシーの生まれ変わりだ」と半分信じていて、サインの練習までしていた。人生で最も影響を受けた音楽家も、ドビュッシーとバッハである。1974年東京芸術大学音楽学部作曲科を卒業、同大学院音響研究科修士課程に進む。1976年修了。(Wikipedia)

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映画「シェルタリング・スカイ」は、アカデミー賞9部門に輝いた「ラストエンペラー」のスタッフが再び集結し、サハラ砂漠を舞台に描いたヒューマンドラマ。原作は、アメリカ人作家ポール・ボウルズのベストセラー小説。

1947年、ポートとキットは冷えた夫婦関係を見つめ直すため、ニューヨークから北アフリカに降り立つ。しかし、現地についた早々夫は女を買い、妻は同行するジャックとベッドを共にする。(映画.comより)


■ シェルタリング・スカイ/ 坂本 龍一



映画の中で原作者のポール・ボウルズ(Paul Frederic Bowles) 自身がナレーションで次のように語っています。

The sky hides the night behind it, and shelters the people beneath from the horror that lies above.

空はその背後に夜を隠している。そして、空の下で暮らす人々を夜の恐怖から護っている(訳)と。

 

2022年2月 1日 (火)

知られざる名曲 第121回 鉄道駅/ エヴァンシア・レブツィカ

今回は、ギリシャの作曲家 エヴァンシア・レブツィカ(Evanthia Reboutsika 1958- ) の「鉄道駅」を選びました。

彼女はどの作品も心を震わせるような感傷的なメロディが特長です。前回の当シリーズ番外編14「ヘレニズム」の作曲も エヴァンシア・レブツィカ氏です。

この作品「鉄道駅」は、映画「タッチ・オブ・スパイス(2003年 ギリシャ映画)」の挿入曲として作られたものです。

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画像 映画.comより

映画「タッチ・オブ・スパイス」

トルコ、ギリシャの政治対立により国外退去命令となったギリシャ人家族の少年は、やがて成長して大学教授になり故郷に帰り、そこで初恋の女性と再会するのです。

ひとりの少年の成長とトルコギリシャの現代史を絡めて描くノスタルジックで心温まる人間ドラマ。ギリシャ料理の色々な種類のスパイスの調理法が登場する。本国ギリシャでは、観客動員数の記録を塗り替えて国民的映画となった。


■ 鉄道駅 (タッチ・オブ・スパイス)
/ エヴァンシア・レブツィカ



詩情あふれる曲です。

別れのシーンでは感傷的な音楽が涙を誘います。

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