知られざる名曲 第116回 メルティング ワルツ/ アベル・コジェニオフスキー
作曲家 アベル・コジェニオフスキー(Abel Korzeniowski 1972- )は、ポーランドの古都クラクフで生まれましたが、母親がチェロを弾き、二人の兄弟もミュージシャンという音楽一家に育ちました。
器楽研究(専門:チェロ)を卒業した彼は、2000年にクラクフの音楽アカデミーで ペンデレッキの作曲クラスを優秀な成績で卒業しました。
そして、作曲学、指揮、音楽理論の助手を務めました。
その間、彼の作品はポーランド、ドイツ、スロバキア、ウクライナ、ベラルーシなどの最も重要なフェスティバルで上演されました。
写真 クラクフ市内 ACワークス(株)
また2001年に彼の交響曲「催眠術」はベルリンで初演され(オーケストラはペンデレッキが指揮したシンフォニエッタ・クラコビア)、ドイツのラジオで生放送されました。
2004年に彼はフリッツラングの「メトロポリス」の新しいスコアを作りました。90人のオーケストラ、60人の合唱団、2人のソロ歌手のための記念碑的な147分の曲は、1927年の無声映画を野心的に表現して高評価を受けました。
■ 第116回 メルティング ワルツ(Melting Waltz)/ アベル・コジェニオフスキー
コジェニオフスキーの音楽を聴く限り、現代音楽作曲家ペンデレツキに師事したという痕跡は全くなく、魅惑の甘いメロディが心地よく感じられます。
癒し系の音楽としてBGM的にお聴きください。
尚、バレエの好きな方は Dance For Me Wallis もお勧めです。
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