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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2022年1月12日 (水)

知られざる名曲 第117回 By the sea / エレニ・カラインドルー

映画「シテール島への船出」1983年/ギリシャ映画)


あらすじ(映画.comより)

ひとりの映画監督が父の映画を撮ることになるが、父役がなかなか決まらない。
そこへひとりの花売り老人が通りかかり、思わず後を追う監督。「エゴイメ(私だよ)」、
劇中、映画と父の人生が交錯していく。

家族を捨ててソ連へ亡命した父が年老いた姿で帰ってきた。
かつての同志たちからも政府からも拒絶されて・・・

雨の桟橋にひとり打ち捨てられる老父。
歩み寄る妻を一緒に乗せて小さな桟橋は暗い海をどこまでも流れて行くのだった。
政治への望みを失った時代を語ったアンゲロプロス監督の叙情傑作。

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この映画の音楽を担当した女流作曲家が今回の主人公 エレニ・カラインドルー(Eleni Karaindrou、1941- ギリシャ)です。

彼女は幼少よりピアノの才能を発揮して、ついに10歳でギリシャ音楽院に入学、17年間在学しました。そして、オーケストレーションを学び、やがて民族音楽学も学びました。映画、劇場、バレエ音楽を始め多彩な音楽作品があります。

テッサロニキ映画祭で最初の音楽賞を受賞した後、彼女は映画監督テオドロスアンゲロプロスに出会いました。今回の音楽はその縁で生まれました。

■ 第117回 By the sea / エレニ・カラインドルー

メランコリックで美しいピアノソロです。

前半はとても抒情的、中間部はドビュッシーの月の光を思わせ、後半は感情が高揚して終曲します。
ピアノと編曲は Manolis Neophytouさん、モスクワ音楽院出身のピアニストです。(詳しい経歴は分かりません)

 

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