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書の作品

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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2022年1月31日 (月)

知られざる名曲を考察する(12)名曲は暗い?

これまで120曲(番外編除く)の知られざる名曲をご紹介して参りましたが、7割はやや暗い憂鬱な曲です。

何故「明るい曲」より憂いを含んだ「暗い曲」の方が美しいと感じるのでしょうか。

■ 同質の原理

人生は楽しい事ばかりではありません。むしろ「悲しみ」「孤独」「貧困」「病気」など辛いことの連続です。

そんな時、音楽は自分に寄り添ってくれます。死にたいほどの悲しみを癒してくれることもあります。

私たちは自分の心境に寄り添ってくれる音楽を聴くことで癒されていくのです。
悲しい時は「悲しい曲」を聴くことで癒されていくのです。

このことを「同質の原理」といいます。

一方、作曲家も恵まれた人ばかりではありません。不遇な日々を送った作曲家は、その人生を音楽に投影しました。

作曲家もまた「同質の原理」を使い、自分の人生を音楽に表すことで救われていったのです。

※ご参考
当ブログ記事「音楽療法 同質の原理」

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ですから、辛いことの多いこの世界には「明るい曲」よりも「暗く沈んだ曲」「哀愁のある曲」が似合うのかも知れません。

コロナ禍での不安な日々、貧困や格差社会、病気などの「暗い社会」が地球を覆っています。

憂いを含んだこの世界には「憂いを含んだ曲」が心に響きます。そして美しく感じられるのです。
逆に言えば、今の世界はあまり良い世界だとは言えないのではないでしょうか。

111. 小さなワルツ/ プッチーニ(1858 - 1924)イタリア
112. ノクターン(新年の音楽)/フィンジ(1901 - 1956)イギリス
113. “ 孤月(Kogetsu )” 三つの水彩画より/ 吉松 隆(1953- )日本
114. 理想的な夢 Op. 69/ フチーク 第114回 (1872 - 1916)チェコ
115. 風に託そう私の歌/ フランコ・ビクシオ( 1950- ) イタリア
116. メルティング ワルツ/ アベル・コジェニオフスキー(1972- ) ポーランド
117. By the sea / エレニ・カラインドロウ(1941- ) ギリシャ
118. スパルタクスとフリーギアのアダージョ/ハチャトゥリアン(1903 - 1978) グルジア
119. ポロネーズ「祖国への別れ」/オギンスキー (1765 - 1833) ポーランド
120. ノクターン(夜想曲)「別れ」/ グリンカ (1804 - 1857) ロシア


まだ現役の作曲家が4人、そして多くは19世紀から21世紀の現代作曲家です。

その中で18世紀生まれのオギンスキーがひとり目立ちます。その作品「祖国への別れ」は、郷愁ただよう名曲中の名曲と言えるでしょう。

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