知られざる名曲 第119回 ポロネーズ「祖国への別れ」/オギンスキー
ミハウ・クレオファス・オギンスキー(Michal Kleofas Oginski 1765-1833)は、ポーランド生まれのリトアニア人作曲家です。
同時に、ポーランドの外交官兼政治家であり、リトアニアの財務官であり、皇帝アレクサンドル1世の上院議員として活躍した異色の音楽家でした。
彼は音楽の分野では、ヴァイオリニストであり、クラヴィコードとバラライカ奏者でもありました。そして作曲家として ポロネーズ、ピアノ曲、マズルカ、行進曲、ワルツなど、初期ロマン派作品を数多く残しました。
オギンスキー記念碑 Wikipediaより
中でもショパンのポロネーズの源流ともいえる彼のポロネーズ曲は20曲を数え、特にこのイ短調の作品は、ポーランド映画「灰とダイヤモンド」のラストシーンで使われ有名です。
■ 第119回 ポロネーズ「祖国への別れ(Farewell to the Homeland)」/オギンスキー
演奏は、ミハイル・プレトニョフ(ロシア)の指揮、 ロシア・ナショナル管弦楽団 (Russian National Orchestra) 。
多分アンコールとして演奏された時のライブと思われます。
この郷愁がたまりません。モーツァルトより6歳年下のオギンスキー、彼が29歳の時のロマンティックな作品です。
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