知られざる名曲 第113回 孤月(Kogetsu )/ 吉松 隆
クラシック音楽が衰退した原因は数多く考えられますが、一番の原因は「現代音楽の失敗」にあります。
現代音楽は、メロディや和音を否定した無調音楽が中心です。
メロディやハーモニーを否定した「心地よくない音楽」が聴衆に支持されるわけがありません。
吉松 隆(よしまつ たかし、1953 - )は、そんな現代音楽に反旗をひるがえした勇気ある日本の作曲家です。
彼は現代音楽の「非音楽的傾向」に対し「現代音楽撲滅運動」を展開して、調性やメロディを復活させるべく「新抒情主義」を提唱しました。
交響曲、管弦楽曲、協奏曲、室内楽、ピアノ曲などクラシック作品をはじめ、邦楽作品、ポップス、またNHK大河ドラマ「平清盛」の音楽を担当(2012年)するなど多方面に活躍しています。コンサート活動、著書の多さからも、日本の誇るべき音楽家であることは間違いありません。
2013.京都で録音 画像ACワークス(株)
当「知られざるクラシック名曲シリーズ」でご紹介出来ることはとても光栄です。
今回は、吉松 隆にスポットを当て、「孤月(Kogetsu)」を聴いてみたいと思います。
■ 第113回 “ 孤月(Kogetsu )” 三つの水彩画より/ 吉松 隆
連綿たる日本の情緒を感じさせる音楽が静かに流れます。
吉松 隆 公式サイト
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