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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2021年12月20日 (月)

知られざる名曲 番外編11/ Stille Nacht(シュティーレ・ナハト)

今年もXmasの時期になりました。
知られざる名曲の番外編として、 ドイツ語の讃美歌「Stille Nacht(シュティーレ・ナハト)」を選びました。

もちろん、日本では「きよしこの夜」としてよく知られ、世界中で愛されているこのXmasキャロルは、たった一日で作曲された曲で、しかも原曲はギター伴奏だったのです。

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画像 「きよしこの夜」記念礼拝堂
https://4travel.jp/os_shisetsu/10382667


■ 事のいきさつ

1818年12月24日、オーストリアのオーベルンドルフの聖ニコラウス教会でのこと。

その朝、なんと教会の大事なオルガンが、ネズミにかじられて壊れていることが判明!
神父 ヨゼフ・モールは、事の重大さに頭を抱えました。明日25日がミサの当日です。

ヨゼフ・モールは、教会の専属オルガニストだった フランツ・クローバーに、大至急 ギター伴奏で2声の合唱曲を作曲してくれるよう頼みました。幸い、歌詞は以前作った自作の詩(ドイツ語)がありました。

急場しのぎで作られた曲は、ミサの数時間前に完成し、集まった人々によって歌われましたが、その親しみ易く美しいメロディはドイツからヨーロッパ全土、アメリカ、日本にも広まり、クリスマスには無くてはならないXmasキャロルになりました。

■ 知られざる名曲 番外編11/ Stille Nacht(シュティーレ・ナハト)



オーベルンドルフはドイツと の国境沿いのこじんまりとした町ですが、その地にあった聖ニコラウス教会は洪水を避けるため移築され、今は「きよしこの夜」記念礼拝堂として生まれ変わりました(1937年)。

例年12月24日17時からのミサで 「きよしこの夜」が歌われ、世界中から人々が参加しています。

このYouTube動画は「きよしこの夜」記念礼拝堂前で収録されたものです。


※オルガン故障の原因は、洪水によるものなど諸説あります。

参照した記事 ↓ 下記
ヨーロッパ旅行情報https://euro.typepad.jp/blog/2018/09/oberndorf_stille_nacht_kapelle.html
世界の民謡・童謡http://www.worldfolksong.com/christmas/song/silent-night.html
TAP THE POPhttp://www.tapthepop.net/day/72376

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