知られざる名曲 第107回 愛の小路 /プーランク
海に向かう小径は
私たちが通った名残り
手折った花と、木々の下にこだました
私たちふたりの明るい笑い声
ああ、幸せの日々
やがて光り輝く喜びは過ぎ去り
心のなかに幸せの痕跡すらない
あの愛の小径を歩き
私はあなたを探す
だが、迷い道にあなたはおらず
あなたの声が響くことはない
今回は初登場の プーランクにスポットを当てたいと思います。とても素敵な小品です。
フランシス・プーランク(1899-1963)は、フランスの作曲家、ピアニスト。歌曲、ピアノ曲、室内楽曲、合唱曲、オペラ、バレエ、管弦楽曲に作品を残しました。(Wikipedia)
この「愛の小路」は元々は、フランスの著名な劇作家ジャン・アヌイの「レオカディア」の劇中歌としてプーランクが作曲した歌曲(シャンソン)です。
この「愛の小路」は元々は、フランスの著名な劇作家ジャン・アヌイの「レオカディア」の劇中歌としてプーランクが作曲した歌曲(シャンソン)です。
お洒落な作品ゆえに、チェロやヴァイオリン、フルートなどでも演奏されます。
■ 第107回 愛の小路/ プーランク
■ 第107回 愛の小路/ プーランク
演奏は、Harriet Krijgh (ハリエット・クリーフ 1991- )。オランダの女性チェリストです。
前半の憂いを含んだ演奏から歌曲のストーリーが連想されます。
下記の解説付き動画を見ると、作品が良く理解できます。本当に便利な世の中になりました。
■ 参考YouTube
ピアノソロバージョン(解説付き)
https://www.youtube.com/watch?v=f27XuoaZ6KY
牛田智大(ショートバージョン 48秒)
https://www.youtube.com/watch?v=1xDt2a_UctU
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