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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2021年9月10日 (金)

「怺える」日々から学ぶ

「怺える」とは「こらえる」と読みます。※耐えてがまんすることの意

 

「どうして、おれはこう不運なんだろう」

病院の門を出ると、怺(こら)えこらえた鬱憤(うっぷん)を アスファルトの路面に叩きつけた 月田半平 だった。

※海野十三(うんの じゅうざ、明治30年 - 昭和24年) 小説「幸運の黒子(ほくろ)」YouTube の冒頭より


コロナの緊急事態宣言が延長されました。国民の鬱憤(うっぷん)は溜まるばかりです。

これまで政府の言うように、自粛~自粛の生活を受け入れ、ワクチンを2回接種して、本当は収まるはずのコロナが、以前にも増して猛威をふるっているのです。「曲がりなりにも収束している」と発言した大臣もいますが、どこが収束しているんですか?


「どうして、コロナはいつまでも収束しないんだろう」

ニュースを見れば、コロナコロナ、でも ニュースを見ないと落ち着かない。

小説の月田半平のように、その鬱憤をアスファルトの路面に叩きつけることが出来れば良いのですが・・・
私たちはニュースを見て ジッと怺(こら)えるしかないのです。会食も旅行もコンサートも全部中止になりました。施設に入居中の母にも会えません。

つい愚痴をこぼしたり、些細なことに突っかかったり、とげとげしい言葉が飛び出したり。
「怺える」とは、そんな副作用もあるのです。


■ 怺えることは許すこと

しかし、「怺える」という言葉には、「許す」という意味があることを知りました。

[1] 苦しみ・痛みなどを我慢する、耐える、辛抱する。 
[2] 悲しみ・苦しみ・怒りなどの感情を、外に出さない。 
[3] 外から加えられた力に耐える。 もちこたえる。 
[4] 罰したり、叱ったりすべきところを、許す。 堪忍する。
※難読漢字ナビより


自分だけが辛いわけでもなく、誰が悪いわけでもなく、世界は大きな試練の中にあります。

誰かに当たってみても何も状況は変わりません。

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怺えることは許すこと

許すとは、他人だけでなく自分も含みます。

今ある現実を受容して、心静かに過ごす日々。

学びの日々は続きます。

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