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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2021年9月26日 (日)

知られざる名曲 第102回 ピアノ協奏曲2番より/ショスタコーヴィチ

■ かそけき音

現代人は騒音の中に生きています。

もう静けさは何処にもないように思えます。

サントリーホールの音響設計で有名な 永田音響設計事務所の永田穂氏(2018年没)は、著書「静けさ よい音 よい響き」の中で、

「現代の我々は、古代の人々が大切にしてきた小さな音、かそけき音に対しての感性を失いつつある。静けさの中でしか感じ取れない美しい音や響きがあることを忘れてはならないように思う。」 と述べています。
詳しくは当ブログ静けさ よい音 よい響き

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ソビエト連邦の作曲家 ショスタコーヴィチ( Dmitrii Dmitrievich Shostakovich1906 - 1975 )の、ピアノ協奏曲2番の第2楽章(Piano Concerto no.2, II)を聴いていて、ふと、「かそけき音」を思い出しました。

このアンダンテの楽章は 静寂に包まれています。


■ 第102回 ピアノ協奏曲2番より/ショスタコーヴィチ



わが宿のいささむら竹吹く風の 音のかそけきこの夕べかも。 大伴家持(万葉集)

 

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