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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2021年8月 1日 (日)

知られざる名曲 第82回 ディドの嘆き/パーセル(ストコフスキー篇)

今回は、英国のバロック時代の作曲家 ヘンリー・パーセル(Henry Purcell、1659 - 1695)を取り上げます。

彼は若くして音楽の才能に恵まれ、18歳で王室の専属作曲家(兼指揮者)に就任するほか、ウェストミンスター寺院のオルガニストに任命され、充実した人生でしたが、36歳で亡くなっています(死因不明)。

生涯に残した曲はおよそ800曲、今回ご紹介する オペラ「ディドとエネアス(全3幕)」(Dido and Aeneas,Z.626)は、演奏時間1時間ほどの短いオペラですが、バロック期のオペラの最高傑作として評価の高い作品です。 

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パーセルが眠っているウエストミンスター寺院 ACワークス(株)

オペラ「ディドとエネアス」は、カルタゴの女王ディドと、トロイの王子エネアスの悲恋の物語です。

愛を誓った ディドとエネアスでしたが、魔女の策略により引き裂かれてしまう二人。
エネアスに裏切られたと嘆くディドは、「Remember me(私のことだけは忘れないで)」と、深い失意のうちに自らの命を絶ちます。

このアリアを、音の魔術師と呼ばれた レオポルド・ストコフスキー( 1882-1977)が、オーケストラ曲に編曲しました。どうぞお聴き下さい。
尚、動画中にぼんやりと現れるのは、トロイの王子エネアスです。


■ 第82回 ディドの嘆き/パーセル(ストコフスキー篇)



この上なく悲しい曲ですが、この上なく「美しい」曲です。

人は何故、悲しい曲を「美しい」と思うのでしょうか。
以前、「はかないものは美しい。」と言いましたが、「悲しい曲も美しい」のです。

誰でも、辛い思い出が多ければ多いほど、心のセンサーは感傷的になりますが、一方で自分を慰める思考が芽生えます。
その思考が癒しとなり、かえって心の平安を導き出すのではないでしょうか。

悲しみは辛いことですが、思いっ切り感傷に浸ることで、いつしか癒され、浄化されていくと思います。
そのことが本能的に分かっているからこそ、人は「悲しい曲を美しい」と感じるのだろうと思います。

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