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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2021年8月30日 (月)

知られざる名曲 第92回 交響管弦楽のための音楽~第二楽章/芥川也寸志

このシリーズ2回目の登場となる 芥川也寸志(1925-1989)は、1954年、当時国交がなかったソ連に密入国しました。明らかな不法行為です。(晩年の芥川の紳士的な風貌からは想像できない行動でした)

しかし芥川は、ソ連政府から歓迎を受け、ソ連を代表する ショスタコーヴィチや ハチャトゥリアン、カバレフスキーと親交を深めることになります。

もともと芥川は父(龍之介)の遺品であるSPレコードを愛聴し、とりわけストラヴィンスキーに傾倒したとされますが、ロシア音楽に興味があったからこそ、単身で密入国したのではないでしょうか。

今回ご紹介する「交響管弦楽のための音楽」(1950年)も、ショスタコーヴィチから影響を受けた作品と言われています。

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この作品は、NHK放送25周年記念事業の懸賞応募作として作曲されましたが、審査の結果、團伊玖磨の交響曲第1番とともに特賞入賞し、芥川也寸志の出世作となりました。


テレビのCMにも使われており、どこかで聴いたことがあるかも知れませんが、音楽の持つエネルギーは、やはり若い芥川の面目躍如たる作品です。
演奏は、東京都交響楽団/沼尻竜典(指揮)

■ 第92回 交響管弦楽のための音楽~第二楽章/芥川也寸志

ボリュームを上げてお聴き下さい。迫力が伝わります。



■ ご参考 全編日本情緒があふれる名曲
知られざる名曲 第57回 八つ墓村より/芥川也寸志

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