知られざる名曲 第65回 トゥオネラの白鳥/シベリウス
トゥオネラの白鳥(シベリウス)は、「知られざる名曲」ではありません。
多くの人は、この曲の存在を知っています。題名も聞いたたことがあるでしょう。
しかし、意外と聴く機会が少ない曲でもあります。私も久しぶりに聴いて、その美しさにあらためて感動しました。
有名な曲にも、しばらく聴かないうちに記憶の隅に追いやられてしまった楽曲があるのです。
少なくとも私はそうでした。
自戒の意味も込めて、今回は敢えて「トゥオネラの白鳥」を、「知られざる名曲」として、スポットを当てることにしました。
画像出典 https://www.youtube.com/watch?v=wkF501ctVDE
ジャン・シベリウス( Jean Sibelius、1865 - 1957)は、後期ロマン派から近代にかけて活躍したフィンランドの作曲家、ヴァイオリニストです。
トゥオネラ川とは、冥界との境を流れる川で、音楽は、その川に浮かぶ幻想的な白鳥の姿を描いています。
白鳥を題材にしたクラシック曲は多く、サン=サーンス「白鳥」や、チャイコフスキー「白鳥の湖」など、いづれも名曲の誉れ高い作品です。
この「トゥオネラの白鳥」は、神秘的な美しさが特長です。
■ 第65回 トゥオネラの白鳥(レンミンカイネン組曲より) / ジャン・シベリウス
8分ほどの曲ですが、この映像は最後の2分43秒(ハイライト)です。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ドミニク・ウォレンウェーバー (Dominik Wollenweber) の、情感豊かなイングリッシュ・ホルン(コール・アングレ)がとても印象的です。
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