知られざる名曲 第55回 エマニュエル/ミシェル・コロンビエ
今回は、フランスの作曲家 ミシェル・コロンビエ(1939 - 2004)の作品を選びました。日本ではあまり知られていません。
彼は、映画音楽、ジャズ、フュージョンなどの ポピュラー音楽を手掛ける傍ら、プロデューサー、作曲家、編曲家、指揮者、ピアニスト、キーボーディストとして多彩な活躍をしていました。
コロンビエの音楽性から感じ取れる「クラシカル」な雰囲気は多方面で認められ、バレエ界の巨匠 モーリス・ベジャールの作品「現在のためのミサ (Messe Pour Le Temps Present)」にも関わるなど、フランスのアーティストとの制作活動に生涯を捧げました。
今回の演奏は、クリスティーナ・レイコ・クーパーさん、アメリカのチェリストです。
父親はピアニストでパシフィック大学の教授、母親はヴァイオリニストの池内睦子(American Symphonyのコンサートマスター) です。
クーパーさんは、日本の作曲家 池内友次郎の孫娘であり、俳人高浜虚子の曾孫娘です。
彼女は、ウォルトディズニーコンサートホールなどの会場でソロアーティストと演奏するなど世界の有名ホールで活躍し、トロント交響楽団、上海交響楽団、読売日本交響楽団などのオーケストラと共演しました。
その深い精神性をお楽しみ下さい。
■ 第55回 エマニュエル(Emanuel)/ミシェル・コロンビエ(Michel Colombier)
作曲者のコロンビエは、最愛の息子を5歳で亡くしました(病死)。
この曲は息子を偲んで書かれました。
題名の エマニュエル(Emanuel)は、その子の名前です。
♬音楽で癒されよう
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