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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2021年6月23日 (水)

知られざる名曲 第59回  憾(うらみ)/ 滝 廉太郎

「荒城の月」の作曲者として誰もが知っている 瀧廉太郎。

日本を代表する西洋音楽黎明期の作曲家ですが、明治36年(1903)6月29日、23歳の短い生涯を閉じました。
もうすぐ命日の 瀧廉太郎が今回の主役です。

Img_2908
Photo and Essay
http://capucino2.seesaa.net/article/387352226.html


今回選んだ曲はピアノ曲「憾(うらみ)」です。

この曲は、肺結核が悪化して死期が近いことを悟った 廉太郎の最後の作品と言われ、亡くなる4か月前に作曲されました。

まさに 作曲家 瀧廉太郎の「白鳥の歌」(※)です。

(※)「白鳥の歌」とは、ヨーロッパの伝承で、白鳥は死ぬ時に一番美しい声で鳴くと言われている。 「白鳥の歌」とはつまり、人が亡くなる直前に人生で最高の作品を残すことを指す。 



廉太郎の生い立ちや曲については、動画にテロップが流れますのでご参照下さい。


■ 第59回   「憾(うらみ)」/ 滝 廉太郎(1879 - 1903)



「憾」とは、「遺憾に思う」の「憾」であり、「
残念に思う、物足りなく思う」という意です。(怨みとは違います)

全編に流れる悲愴感は、廉太郎の 計り知れない「無念さ」を表しています。真に迫る演奏です。

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